まだ伸びしろはあるのか

 中日の山崎武司が引退を決意した時に、同僚で仲が良かった山本昌に「一緒に辞めよう」と持ち掛けたそうです。その時の山本昌は47歳。とっくに引退しておかしくない年齢だけに、山崎も本気で誘ったそうですが、山本昌の答えは「嫌だ」「だって俺、まだ伸びしろがあるもん」だったそうです。実際、その1か月後に山本昌はその言葉通り、ヤクルト戦で5勝目を挙げて自身のプロ野球最年長先発登板、セ・リーグ最年長登板、最年長勝利記録を48歳0カ月に更新。しかも、この試合で5年ぶりの安打となる適時打を放ち、山崎が持っていたセの最年長安打、打点記録(44歳8カ月)も塗り替えたそうです。すごい話です。

 65歳になって思うのは、まだ自分に「伸びしろ」があるかどうか。山本昌ではないですが、今のところは「まだ伸びしろはある」と思っています。確かに体力も気力も昔と比べたら衰えていますが、それでも続けていれば伸びることはできます。テニスは明らかに以前より目も見えないし、足も遅くなったし、筋力も落ちてきてるし、スタミナもなくなりました。でもそれは体力的なことだけで、技術や戦術、メンタルについては衰えるどころかまだまだ改良していく余地が十分にあります。足の遅さを予測で、パワーやスタミナの衰えはより効率的な体の使い方をすればカバーできます。

 テニスよりはるかに歴が短いサックスやピアノなんてまだまだ「伸びしろ」だらけです。できないことがたくさんあって、それをコツコツと練習を積み重ねることで「できる」ようになっていくのは楽しいです。もちろんもっと若ければ、もっと進歩も速いのかも知れませんが、そんなことを言っていても時間は巻き戻らないのですから仕方ありません。常に「今が一番若い」をモットーに、チャレンジを続けている限り「伸びしろ」はあると思います。それに「伸びしろ」がなくても、楽しんでいられるのなら、それだけでもやる価値はあると思っていますし。

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