初めて降りる駅と歩く道。

 今日ピアノの先生のコンサートに行ってきました。ピアノ連弾とフルートというちょっと珍しい組み合わせですが、一緒に演奏する他の2人も楽器店の音楽教室時代の先生たちなので、その当時をよく知っている僕には全く違和感がないトリオでした。入場無料のホールのロビーで行う1時間のコンサートだったのですが、場所が名古屋駅から30分ほど名鉄に乗っていく郊外の「扶桑」駅、しかも駅から徒歩10分くらいかかる不便な場所ということもあり、あまり来場者がいないのではないかとピアノ教室の生徒として心配で駆けつけました。

 僕が会場に着いた時には開演20分前くらいだったのですが、意外なことにすでに40人くらい観客がいます。教室の生徒の子どもたちとその母親もいましたが、地元在住らしきご年配の方たちも結構いて、最前列で見ようかと思っていたのに、前から8番目くらいの席に座りました。「これくらいお客さんがいるなら良かった」と思っていたら、その後にも続々と観客がやってきて、職員の方たちが慌ててパイプ椅子を出して並べています。これは100人近くまでいくんじゃないかと思っていたら、最終的には約120人と、この無料のロビーコンサートで過去最高の観客数を記録したそうです。

 演奏した曲目はジブリメドレーに始まり、クラシックを挟んで「紅蓮華」「アイドル」とアニメ主題歌のヒット曲、フルートやピアノ協奏曲などのクラシック、そして最後はレ・フレールの「クラブイクスピアリ」というディズニーメドレーの連弾曲で盛り上がりました。盛大なアンコールの拍手で沸いたところで、アンコール曲は「見上げてごらん夜の星を」。まさに老若男女すべてに受ける選曲でしたから、観客も大満足だったと思います。応援の意味もあって遠くまで来たのに全然その必要がないほどの盛況ぶりでした。

 ちなみに扶桑駅は名鉄犬山線に乗っていくのですが、犬山線に乗ったこと自体が本当に久しぶりで、最後がいつだったのか記憶にありませんが、恐らく30年ぶりくらいではないかと思います。しかも扶桑で降りたのは初めてでした。愛知県民でも扶桑がどこにあるのかわからない人も多いでしょう。江南と犬山の間にあります。濃尾平野でもかなり北の方、岐阜県よりです。扶桑駅から会場の文化会館までは「文化の小径」という路地を抜けるルートが設定されていて、ずっと道路に赤レンガが敷いてあるので、それに沿って歩いていけば10分足らずで駅から文化会館まで着くようになっていますから迷うことはありませんでした。ただ「文化の小径」とは言うものの、ルートの途中に文化を感じるような見どころは何もなく、ただひたすら古い住宅街の細い道をくねくねと歩くだけでした。知らない町の知らない道、しかも単なる路地をただ歩くという珍しい経験をしたので、それはそれで楽しかったです。

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次