今年亡くなった有名人を特集するメディアが目立つ時期です。今年は長嶋茂雄、釜本邦茂、そして尾崎将司と、野球、サッカー、ゴルフという人気スポーツの象徴のような人が亡くなりました。いずれも昭和のスポーツ界を代表するスーパースターだけに、昭和100年の「区切り」ということなのかなと改めて思います。
かつて同じように感じたのが1989年でした。この年は1月7日に昭和天皇逝去というビッグニュースがあり、文字通り昭和が終わったのですが、まるで昭和天皇に殉じるかのように有名人が相次いで亡くなりました。2月に手塚治虫、4月に松下幸之助、6月に美空ひばりと、2ヵ月ごとに「神様」が本当に神様になっていき、なんて年だと思ったものです。しかも国内では消費税導入、海外ではベルリンの壁の崩壊と天安門事件という歴史に残るような大事件が起きていました。
同じように区切りの年になりそうな今年、高市政権が誕生したことが国内の一番のニュースです。これをポジティブに感じている人もいれば、ネガティブに捉えている人もいますが、どちらにしてもこのまま進めば日本を大きく変える「区切り」の政権になりかねません。間違いなく日本国内の空気が変わってきました。昭和100年、戦後80年の今年は数字だけではない「区切り」の年として後世の歴史家が記すかも知れません。「戦後」が終わり新しい「戦前」が始まった年だと記されないことを願うばかりです。
