平針今昔

 運転免許証の更新に「平針」に行きました。と書いて、愛知県の人はすぐに理解できるでしょうが、他県の人にしてみれば「?」なことでしょう。愛知県の運転免許試験場は名古屋市天白区の平針というところにあり、長年「平針」と言えば運転免許の更新に行くところという認識が多くの県民に出来上がっています。豊川市に東三河運転免許センターがあるので、東三河の人はそちらに行くだろうと思いますが、人口比で言えば圧倒的に平針に来る人が多く、今日も最後に免許証を渡す時に自治体名と名前が呼ばれるのですが、「犬山市」「安城市」「南知多町」など尾張、西三河、知多からも遠路はるばる来ている人たちがたくさんいました。昔も今も平針の変わらない光景です。

 僕が最初に平針に来たのは23歳の時でした。最初の更新手続きこそ地元の警察署に行きましたが、2度目の時にはもう名古屋市内に住んでいたので、平針に行くことにしました。確か土曜日の朝早くに行ったと思いますが、とんでもない混雑ぶりで、終わったのは昼をとっくに過ぎていました。講習中にお腹が減って困った思い出しかありません。会場に着いてから出るまで4時間以上かかったように思います。40年以上前のことですから、あらゆる手続きがアナログで時間がかかるのも無理はありませんでした。

 それから数えて10回以上も平針に行っていますが、今回5年ぶりに更新手続きに訪れて、本当に手続きの効率化、簡素化が進んでいて驚きました。5年前に行った時には建物がすっかり建て替えられて近代的でキレイになっていたのに驚いたのですが、今回は5年間で進んだデジタル化に驚きました。事前にネットで予約申し込みをしていくとQRコードをスクリーンショットするように指示されます。それを実際に会場でスキャナに読み込ませると、昔は手書きで記入していた個人情報がマイナンバーカードの情報を元にプリントアウトされて書類が出来上がるようになっていました。とても楽で誤記もなく便利です。

 他にも随所に効率化が図られているところがあり、駐車場に着いてから出るまで100分で終わりました。結構混雑していたのに、このスピード感は本当にありがたいです。ただマイナ免許証の発行にはまだ時間がかかるみたいでしたから、今回はマイナカードとの一体化も、2枚持ちもしませんでしたが、5年後にはその手続きももっと効率よくできるようになっている可能性が高いです。今のところマイナ免許証にするメリットをあまり感じられないのですが、徐々にそれも普及していくことでしょう。

 ちなみに運転免許試験場の敷地内は昔と大きく変わっていますが、一歩外を出ると42年前とあまり景色は変わっていません。試験場の向かいにあるコメダも、平針駅に向かう道の雰囲気も昭和感が漂っています。あの道路沿いだけあまり変わらないのはちょっと不思議です。

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