来年6月に開幕するW杯北中米大会の組み合わせ抽選会が行われて、FIFAランク18位の日本はF組に入り、同7位のオランダ、同40位のチュニジア、そしてウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニアによる欧州プレーオフB組の勝者と同組になりました。オランダは格上ですし、チュニジアも油断はなりません。プレーオフから28位ポーランド、31位ウクライナ、43位スウェーデンのどこが上がってきてもそれなりに厳しいことになりますが、前回のスペイン、ドイツと同じ組だったことを思えば、まだ何とかなりそうです。楽な組ではないですが、いわゆる「死の組」を回避できたのは良かったでしょう。
と言うか、今大会から参加国が48カ国になったことで、これまでほど厳しい死の組は生まれにくくなりました。むしろ「天国の組」が増えています。D組は14位アメリカ、39位パラグアイ、26位オーストラリア、欧州プレーオフC(トルコ、ルーマニア、スロバキア、コソボ)ですからドングリの背比べ。ホームのアメリカは恵まれました。E組も9位ドイツ、82位キュラソー、42位コートジボワール、23位エクアドルとドイツにとっては天国。B組も欧州プレーオフに回った12位のイタリアが勝ち抜けば27位カナダ、51位カタール、17位スイスとなりイタリアにとっては天国です。一番「死の組」っぽいのはI組で3位フランス、19位セネガル、大陸間プレーオフ2(イラク、ボリビア、スリナム)、29位ノルウェーでしょうか。これにしても過去の死の組に比べたら物足りません。やはり参加国を増やせば弱い国も出てくるので、48カ国にしたのは増やし過ぎではないかという気がします。
かつてのW杯は16カ国から始まって24カ国、32カ国と時代を追うごとに参加国を増やしてきました。24カ国の頃までは欧州勢と南米勢で占められていて、お気持ち程度にアフリカやアジアの国が出ていただけでした。その後サッカー途上国のサッカー人気を盛り上げて市場を広げたいFIFAの思惑があって、欧州や南米以外の国の参加枠を増やし続けてきました。その成果はそれなりに出ていて、市場は世界に広がり、またアフリカやアジアのレベルアップにもつながっていますから、一概に大会規模を大きくすることが悪いわけではないのですが、大会の試合の質があまりにも下がるようならそれも考えものです。
結局今大会も32強が決まるトーナメントからが本当の意味でのW杯の始まりになりそうです。いつも面白いのは準々決勝あたりからですし。日本も優勝を狙うと宣言していますが、現実的には初のベスト8まで何とか辿り着いて欲しいと思っています。その先は夢の舞台です。
