紅白歌合戦の特別企画として松任谷由実が出演することが発表されました。3年ぶりです。NHKの公式Xでは「今年、荒井由実時代から現在までの膨大な歌声をAIに学習させアルバムを制作 彼女が紅白で披露するのはそのアルバム収録曲『天までとどけ』 さらに#ユーミンの原点とも言える1曲を特別披露」と綴っていて、まあ『天までとどけ』はともかくとして、ユーミンの原点とも言える1曲というのは何かがファンの間では早速話題になっているようです。
僕も昔から「ユーミンは荒井に限る」と言い続けているオールドファンなので、この「原点」となる曲というのが何なのかとても気になります。どんなアーティストにも「原点」と言えるような曲はあるでしょうが、デビュー前から天才少女として知られていたユーミンです。そんな彼女が自ら選曲して歌うのですから、ファンとしては気にならないわけがありません。
普通に考えればデビューシングルの『返事はいらない』か、最初のヒット曲となった『あの日に帰りたい』を思い浮かべますが、それではちょっとありきたりな気がします。で、次に候補として考えられるのが『ひこうき雲』です。セカンドシングルの『きっと言える』のB面曲で、ファーストアルバムのタイトル曲。ユーミンが歌手としてデビューするきっかけとなった曲と言う話もあり、後にジブリ映画『風立ちぬ』の主題歌にもなったので広く老若男女に知られているという点からも紅白で歌唱するには相応しい曲だろうと思います。
真っ当に考えれば『ひこうき雲』かなと思うのですが、それではど真ん中過ぎて面白くないので、もう少し考えてみました。と言っても『ルージュの伝言』『中央フリーウェイ』『やさしさに包まれたなら』ではさらにポピュラー過ぎるので、まず『雨の街を』。ユーミンが歌唱前に「私の一番好きな曲です」と前置きする曲で、アルバム『ひこうき雲』に収録されています。名曲です。これもかなり有力だと思います。次に『卒業写真』。ハイファイセットのデビューシングルとして世に出て広まり、その後にユーミンがセルフカバーしています。『『いちご白書』をもう一度』はバンバンに提供した曲。どちらも『あの日に帰りたい』よりも前にヒットして、歌手荒井由実よりも作家荒井由実として先に有名になったのはこの2曲があったから。個人的には『『いちご白書』をもう一度』をユーミンはセルフカバーしていないので、これを生放送で本人が歌うというのはかなりインパクトが強いと思いますが、多分「原点」ではなさそうな気がします。
最後に個人的に好きな初期の曲として『翳りゆく部屋』と『海を見ていた午後』を挙げておきます。単純に歌ってくれたら嬉しいです。本当にこの頃のユーミンの曲はどれもこれも神がかっている名曲ばかりです。考えれば考えるほどユーミンの音楽とともに青春時代を過ごしてきたなと改めて実感します。紅白で何が披露されるのかは大晦日で一番のお楽しみです。
