誰がシンジローを推しているのか

 自民党の総裁選は「後出しジャンケン」と言われていて、最初に手を挙げたら大抵負け、ギリギリまで待って登場する方が有利なんだそうです。なんだそれ、と思います。政策とか実行力とか信頼感とかではなく、単なるジャンケンで決めているのかよ、と。そもそもが「仲間がいないと」とか「飲み食いに付き合わないからダメ」とか「選挙の顔になれるか」とか、本当に国民の生活に1ミリも関係もない理由で決めておきながら、そのまま国のトップになれるという今の仕組みがおかしいのですが、それは置いておいても、相変わらず派閥を仕切っていたような老害が人事権を握っている自民党の「古臭さ」にはうんざりしますし、腐敗臭すら感じます。

 で、最初は高市と小泉のツートップの争いと見られていたようですが、どうやら小泉が抜け出してきているようです。あのシンジローが、です。今回は1年前の反省から「何も具体的なことを話さない」という作戦だとか。喋れば喋るだけボロが出るし、選択制夫婦別姓制度など以前からシンジローが進めていた「まとも」な政策も保守派の反発を恐れて黙秘ということらしいです。いよいよ面妖な選挙です。政治家が政策すらも語らないで、何をもって選ばれようとしているのか?もちろんシンジローの場合は「ルックス」と「イメージ」勝負だからです。それで押し通せば首相になれるらしいのですから、中学校の生徒会会長選挙並みの低レベルです。いや、それすらも中学生に失礼かも知れません。

 ところで高市失速という観測がマスコミからも流れているようですが、これもあまり信用できません。誰かがシンジロー推しのために高市を潰す「流れ」を作ろうとしているように感じます。高市の「日本」連呼の出馬演説を聴いていると、本当に保守という名の極右層狙いの一本足打法に感じられましたが、本人はそれでは勝てないこともわかっているようで、国民、立憲、維新などの主張を丸パクリしたような経済政策も語っていました。ただそれは財務省には都合が悪い話なので、余計に「高市つぶし」が加速するのではないかと思います。ちなみに日経平均株価が最高値を更新しているのは、マーケットが積極財政派の高市推しだからでしょう。高市が勝ったら株を持っていない人はますます貧乏になる可能性が高いです。

 個人的には極右の高市は片寄り過ぎていて特に外交がリスキーだと思っていますし、シンジローは国家のトップに相応しい実力がないので、今回は林芳正が一番マシだと考えています。林の経済政策は具体的かつ現実的でしたし、自分の言葉できちんと語ることができる政治家だということもわかりました。主要閣僚を歴任してきて政治的実績もあるし、トランプとも渡り合えます。「裏金」と「統一教会」から遠そうなのも、自民党を改革していく上で大事な点です。もちろん、国民にとっては良い政治家であっても、自民党議員にとって都合が良いかどうかは別なのが残念ですけど。

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