「仮面の忍者 赤影」を知っている人は60代後半以上の高齢者でしょう。放送開始は1967年。僕は小学校1年生でしたが、当時テレビで見ていた実写ドラマと言えば赤影とウルトラマンでした。ウルトラマンももちろん夢中で見ていましたが、特撮時代劇でありながら怪獣も出てくる赤影もかなり入れ込んで見ていました。まだ信長も飛騨の国もよくわかっていない年頃でしたが、愛知県にゆかりの物語であることは何となく理解していました。赤影のクールさもさりながら、年が近い子どもの忍者である青影に親近感を持ちながら、実は一番お気に入りは白髪の白影でした。オジイサンなのに何が良かったかと言えば、大凧に乗って飛んでくるところです。空を飛べる白影こそ一番のヒーローだと6歳は感じ取っていました。
赤影のソノシートも買ってもらい擦り切れるほど聞きました。他にエイトマンとコンバットのソノシートも持っていましたが、赤影が一番のお気に入りでした。主題歌を歌いながら通学していた記憶もあります。多分一緒に通学していた子どもたちみんな見ていたのでしょう。そして我が家はこの年に近所に先駆けてカラーテレビを購入しています。テレビ好きの両親が貧乏な癖にテレビだけは早くカラーで見たかったのだろうと思います。赤影は三洋電機の一社提供でカラーテレビの販促のためにカラフルなメンバーカラーを身につけたヒーロー集団になったそうです。後のゴレンジャーの原点だとも言えます。
60年近く前のこの子ども向けのドラマが何とテレビ朝日でリメイクされて今月からスタートするそうです。EXILEが所属するLDHが主要キャストと主題歌を担当するのは数字を取りたいテレビ局の都合で仕方ないですが、深夜枠というのは子ども向けではないということです。かと言って当然昔見た高齢者に向けての放送でもないので、一体誰が見るのかちょっと不思議です。内容はかなり昔のドラマを踏襲しているようですが、果たして今この設定やストーリーで受けるのかもわかりません。何より6歳の僕のヒーローだった白影を加藤諒が演じるのが納得いきません。白髪の似合う渋い俳優にして欲しかったです。唐沢寿明か堤真一が似合いそうですが、最悪勝俣州和でも良いです。加藤諒では大凧が浮かないでしょうが。
