#ママ戦争を止めてくるわ

 投票日の直前になってネットで広がった「#ママ戦争を止めてくるわ」。自民党、維新、国民民主党、参政党、日本保守党。これらの政党に投票することは軍拡を進め日本を戦争に巻き込むことに繋がるのではないかという危機感から生まれたハッシュタグです。高市支持者たちは「戦争になんかならない」と言う楽観論の人たちもいれば、「戦争になった時のために軍事大国にすべき」という悲観論の人たちもいます。しかし高市政権を批判する人たちは「戦争にしないための外交努力」を主張しているので、どちらとも意見がすれ違っています。

 戦後80年、ここまで具体的に「戦争」が日本で現実味を帯びて議論されたことはなかったのではないかと思います。冷戦が終結した時には、これで世界から戦争は無くなるのではないかという希望に満ち溢れていました。ところが世の中は全くそうはならずに、大国が次々とスケープゴートを見つけ出しては戦争をしかけています。世界のどこかに戦争を望んでいる人たちがいるのです。軍需産業の界隈の人たちです。戦争が無ければ商品が売れないのですから、彼らのために政治家が常に世界のどこかで戦争を起こしています。莫大な資金がそういう政治家の元に流れ込んでいるからです。

 日本はこれまで平和国家として武器を輸出しないという国是を守ってきました。軍需産業で国が潤うということを自ら禁じてきたのです。あくまでも日本は生活を豊かにする電気製品や自動車でずっと稼いできました。ところがこれらの産業に陰りが見えてきています。モノづくりで外貨を稼いできた日本は次に「観光立国」を目指しました。安倍政権の時です。円安誘導もあってインバウンド需要が一気に盛り上がって日本は新しい「稼ぎ」の手段を見つけました。ところが「安倍の弟子」を自認しているはずの高市は「外国人差別」を強く主張しているので、インバウンド政策を進められません。そこで新しい稼ぎの手段として軍需産業で儲けようと考えて、戦争の危機を煽っているというのが現状です。

 だから高市政権も戦争自体を引き起こそうとは考えていないでしょう。日本本土が戦場になったら稼ぐどころか、国が破滅してしまいます。ただ国内の軍事化を行うために中国との危機を煽り、実際に武器を揃えていたら中国からはどう見えるか?日本が中国と戦争をしようとしているとしか思えないはずです。相手が喧嘩腰になれば、そのつもりがなくてもこちらも喧嘩腰になるものです。ましていざとなったらやる相手だったら、挑発したらすぐに喧嘩が始まってしまいます。高市がやろうとしていることは、勝てるはずもない相手をむやみに煽っているだけです。80年前の戦争に距離が近い人ほどかつての戦前と同じことをしようとしている高市政権の危うさを懸念しているのは当然です。

 戦争に行くのは若い人たちです。ドイツでは徴兵制が検討されていますし、若者が好きな韓国にはずっと徴兵制があります。日本だって軍事大国を目指せば兵士が足りないのは今の自衛隊を見てれば歴然としているので、戦争になれば徴兵制はすぐにも始まることでしょう。ちゃんとした訓練も受けずに戦場に行ったらあっという間に死んじゃいます。若者にそんな死に方をして欲しくないから、心ある年配の人たちは高市を批判しているのに、肝心の若者が高市支持では話になりません。僕なんか戦争に行くはずもない高齢者なので、高市を支持している若者が率先して戦場に行ってくれるのは大変良い心がけだなと思っています。戦場から逃げるのは重罪ですから、よく覚えておくように。

 

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