今回の震災の復興資金がどれくらい必要になるのかは、まだ現時点では被災が「進行中」だけにわかりません。ただ「兆円」単位になるであろうという予想はつきます。それをどう捻出するかは、弱体化している日本経済にとってはかなり重い負担です。
政府はとりあえずマニフェストであった子ども手当や高速道路無料化の財源を復興資金に充てるようですが、これくらいでは当然足りません。無い袖を振るにはさらに赤字国債を発行するしかありませんが、ますます借金は増えるばかりで、国債暴落の危険性も増してきます。
僕はこうなったら「増税」しかないだろうと思っています。先日河村たかしが名古屋市議選で過半数を取れたなかった時に、僕は「もはや減税ではない」と書きました。日本国民はこの国難に当たって「負担増」を求められることは覚悟していると思います。それが赤字国債という形になるのか、それとも増税という形になるのかの差だけですが、後に禍根を残さないのは借金よりも増税だと思います。
実は大前研一が彼のブログに「東北地方太平洋沖地震~復興のための消費税「1%」増で「強い日本」に!」という文章を書いています。読んでいただければわかりますが、非常にわかりやすく明確な提言で、僕も大いに頷いてしまいました。
この期限付き、使途限定の1%消費税増税を導入する利点はいくつもあります。まず「簡単」であること。1%増税するだけですからすぐに実行できます。次に「わかりやすい」こと。105円の商品が106円になる。その1円が被災地に回されるというのはお金を払う側からしたらとてもわかりやすいです。そして「全員が痛みを負担できる」こと。国民みんながこの国難に対して立ち向かっていくという姿勢を持つことができます。
さらに素晴らしいのは、これなら消費を減退させないだろうということです。何回も繰り返し書いていますが、経済活動が縮小してしまってはますます復興が遠のきます。しかし、1%の増税分がそのまま義捐金となると思えば、消費をすればするほど被災地に手を差し伸べていることになるのですから、気分が全然違います。所得税が増税されると天引きされて単に手取りが減ったとしか思えませんが、消費税なら積極的に義捐金を払っている感覚になれます。
震災復興が早まれば増税期間は1年で終わり、長引けば期限を延長していけば良いのですから運用も簡単です。と言うことで、消費税の1%期限付き増税はぜひ政府も真剣に検討してもらいたいと思っています。

コメント
コメント一覧 (5件)
増税に反対しません!
MYだんな様に、
「義援金目的の宝くじ(いつもの半額ほどの当選金)を出すのは?」
と意見を述べたら、、、
「そんな、いつもより当選金が少ないくじを、誰も買うわけがない」
と一蹴されましたが、、、
何か、何でもいいから、救済資金を集める策を練らなければいけない現状です。
それが増税でも、
日本人としての誇りを持っている日本国民なら
容易に受け入れられると考えます!
頑張れニッポン!!!
Unknown
宝くじもありだと思います。
と言うか、企画されるんじゃないでしょうか?
復興支援宝くじ。
買うと思うけどなぁ。
増税よりは聞こえがいいですしねぇ。
Unknown
国民は震災前も大不況で青息吐息なのです。国民に負担を求める前にまず「公務員の突出した高額報酬」の引き下げによる財政捻出を大至急、お願いしたいと思っています。
理想論ですな
増税した金額がきちんと復興に使われるならいいんですが、本当に復興に使われるか疑問です。むしろ、逆では?
中国ODA増やしたり、国内外の各利権団体への還流とか、メインはそういう方向に使われそうな気が…
これまでもいろんな形で増税は実施されてきましたが、徴収する名目と実際に使われる名目は全くバラバラです。仮に増税で歳入が増えたとしても、復興に使われなかったら意味がありません。
また、消費税率を1%上げたところで、消費税収が増えるとは限りませんしね。むしろ国難のこの時ですから、歳入全体を押し下げる要因にすらなり得る←ココ大事。こうなる確率大。
ましてや、これまでずっと増税論を唱えてきた与党民主党と野党自民党です。お金が欲しくて欲しくてたまらん人達ですから。
増税するにしても、消費税じゃなくて、上場企業に限定した法人税増税とかの方がいいと思いますがね。
そもそも消費税増税ていうことは、被災者も増税されて負担増ってこと。さらに首を絞めるようなもんだ。泣きっ面に蜂。意味がわからん。
むしろ、消費税率は逆にマイナス化して、全国民に消費を呼び掛けて、企業収益を向上させるのが筋だと思います。そうすれば、税率変えなくても法人税収が増えますし。この方がよっぽど経済として健全且つ効率的。
津波
平成日本は「地震、津波地獄火災、原発事故、不況増税」となりそうですね。緊急だから沢山持ってる米国債を売って被災地に当てればいいのに。