すでに月曜日から全米オープンが開幕しています。錦織が出ないので少しテンションが下がっていますが、それ以上にビッグネームの欠場が相次ぎ、男子の優勝争いは混沌としています。
まず主な欠場者ですが、マレー、ジョコビッチ、ワウリンカ、錦織、ラオニッチと、ここ数年トップ10常連の選手の半分が欠場となってしまいました。これは男子ツアーのあり方を問い直すような事態だと思いますが、今日のところはそれは置いといて、優勝争いの展望を見てみます。
第1シードはナダルです。現在ランキング1位に返り咲いたのですから当然ですが、どちらかというとマレーやジョコビッチが自ら道を開けた感は否めません。クレーシーズンはかつての王者ナダルでしたが、ハードコートでナンバー1らしいテニスを見せられるかどうかは少々疑問が残ります。
第2シードはマレーでしたが、直前に棄権をしたので、ボトムハーフの最有力選手は第4シードのA.ズベレフです。今年すでにマスターズ1000大会を2つも取ったいまもっとも勢いのある若手です。まだ安定して実力を発揮するにはキャリア不足な印象ですが、絶賛進化中ですし一気に初タイトルの可能性も十分というか、むしろ本命かも知れません。
そしてナダルの山に入ってしまった第3シードのフェデラー。マレーがもう少し早く欠場を表明してくれたらフェデラーが第2シードに繰り上がって決勝でのナダルとのレジェンド対決となったかも知れないのに残念です。ただフェデラーもシーズン前半は絶好調でしたが、ここにきて体調不良で調子を落としています。タイトル獲得には厳しい状況です。
本来の第2シードの位置には第5シードのチリッチが入りました。4強に続く実績のある中堅選手は錦織もラオニッチも欠場し、デル・ポトロも好調が長続きしない中、今年ずっと安定したプレーをしているのがチリッチです。順調にいけば準決勝でズベレフとの長身選手対決となりそうです。
他に優勝争いに加わってきそうなのが、若手のディミトロフ、キリオス、ティームあたりでしょうか。ただみんなトップハーフに固まってしまったので、ナダル、フェデラーも加わり決勝進出争いはかなり激しくなりそうです。ドローが偏るのはある程度は仕方ないのですが、ボトムハーフのズベレフとチリッチには楽なドローになりました。
大穴としてシャポバロフ。まだ10代で予選を勝ち上がってきた選手ですが、先日カナダのマスターズ1000でナダルに勝って大金星をあげています。勢いがあるという意味では一番なので、もしチリッチを破って準決勝でズベレフとの次世代キング候補対決になったら盛り上がりそうです。
ちなみに錦織欠場で日本の期待を一身に背負う杉田は2回戦でガスケ、3回戦でナダルと厳しいドローになりました。ガスケを破ってナダルとの対決にまで持ち込めれば上々でしょう。

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