我が青春の松本零士

 松本零士が亡くなりました。小学生の頃から読み親しんでいたマンガ家がまたひとり亡くなりました。手塚治虫、横山光輝、白土三平、水木しげる、石ノ森章太郎、赤塚不二夫、藤子不二雄、水島新司、ジョージ秋山、さいとうたかを、そして松本零士。残っているのは、ちばてつやと永井豪、川崎のぼるくらいでしょうか。
 松本零士を初めて読んだのは、恐らく少年ジャンプに連載されていた「光速エスパー」ではないかと思いますが、まだ7歳くらいだったのではっきりした記憶はありません。松本を意識したのはやはり「男おいどん」です。小学生には良く理解できないところもある作品でしたが、その面白は十分に感じられました。松本に夢中になったのは「銀河鉄道999」と「宇宙海賊キャプテンハーロック」からです。もう高校生になっていましたから、SFモノはドンピシャ世代でした。
 さらにアニメ「宇宙戦艦ヤマト」の大ヒットで、大学に入る頃には松本零士ブームが到来します。バイト代で松本作品を遡って買い集めました。そこで結構エロチックな作品も描いていたことを知りました。またハーロック、エメラルダス、トチローがいくつかの作品にまたがって登場する松本零士ワールドも当時としてはかなり斬新で、手塚が開発したスターシステムに近いけれども、ひとつの世界観の中でキャラクターが相互に登場するところに新味があると当時は思いました。
 残念ながら僕の中でも世間的にも松本零士ブームは大学生の間に終わってしまいました。実際、1980年代以降はヒット作にも恵まれませんでしたが、僕の青春時代を彩ってくれた松本の残した作品たちは、今も我が家の本棚に大事に残されています。謹んでご冥福をお祈りいたします。 
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