今日の午後2時からジャニーズ事務所の会見がありました。NHKも民放もこぞって会見を生中継するという大仰な対応でしたが、もちろんジャニー喜多川の性加害がそれだけ重大な事件だということはわからないでもないです。ただテレビ局のこの騒ぎようは、視聴率が取れるコンテンツだからという意識が強いのではないかと思います。この性加害事件の責任の一端をテレビ局自身も負うべきなのに、そこに対しての反省の薄さが垣間見えるからです。
会見の内容については、評価する人もしない人もいることでしょう。とりあえず最低限の被害者に対する謝罪と賠償については言明しましたし、社長の交代も発表されました。それは評価すべきですが、それ以外のことはほとんどまだ具体的な話はなく、中身がない会見だったと言われても仕方ないでしょう。ただまだこれははじめの一歩であって、ここからスタートしていくんだということは、はっきりと語っていたので、厳しい目で期待していくという被害者たちの声も当然だと思います。
個人的には少なくともジャニーズ事務所の名称変更はしないということ、藤島ジュリー社長が100%株主として代表取締役に残ることの二点は間違っていると思います。具体的にどういう名称にするか、また株をどう譲渡するのかは決まっていなくても、近い将来に変えていくということは方針として打ち出していくべきでしょう。そもそもジャニー喜多川を親とも思っていたという東山紀之が新社長に就任する以上は、藤島家と事務所の経営は厳しく隔てていかないと、何も変わらないのではないかと危惧されます。
テレビ局の忖度についても、はっきりとしませんでした。事務所側が圧力をかけていなくても、勝手にテレビ局が忖度しているんだということなんでしょうが、そのテレビ局も態度がはっきりしません。少なくとも当分の間は不祥事を起こした事務所の利益になるような所属タレントの起用は見合わせるというのが社会的な筋の通し方でしょう。不祥事を起こした会社は何らかの処罰を受けるものですし、当然その会社の社員も不利益を被るのは避けられません。タレントに罪はないと言うのなら、不祥事を起こした会社の社員だって大半は罪はありませんが、そんな理屈は社会通念としては通用しません。
結局のところ、この会見をピークにして、今後はうにゃむにゃと時間が経過していき、ジャニーズ事務所のタレントが相変わらずテレビに出演しているということになりそうです。ただそんな変わらないテレビ局や事務所をいつまでもファンが応援し続けるかどうかはわかりませんが。

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