バイデンが撤退

 ようやくバイデンが大統領選からの撤退を表明しました。このままではまず勝ち目はないのですから当然でしょう。トランプは銃撃事件以降、一気に支持率を上げました。アメリカは銃の国ですから、銃撃事件で九死に一生を得たトランプはアメリカンヒーローに成り上がってしまいました。これでほぼトランプが大統領に返り咲くことは間違いない状況です。バイデンが撤退したので、民主党は起死回生を図ることができる候補者を立てるしかありません。
 以前に書いたようにそれはミシェル・オバマが最有力ではないかと思うのですが、バイデンは無難に副大統領のカマラ・ハリスを後継指名しました。ハリスならバイデンの選挙資金や組織をそのまま引き継ぐことができるという話ですが、では果たしてハリスでトランプに勝てるのかというところが一番大事なポイントです。ハリスは女性でトランプよりずっと若いので、これまでバイデンを散々年寄りと口撃してきたトランプは攻めにくいどころか、バイデンにしていた高齢批判がブーメランになって戻ってきてしまいます。
 ただハリスは人気がないし、バイデンの副大統領だったので、あまり変わり映えもしません。バイデンでは勝てる確率が10%だったところが、ハリスになったら30%になるという感じで、勝てないということでは変わらないのです。だったら思い切って他の「若い」「女性」「有色」の候補を立てた方が勝率アップに繋がりますが、残念ながらそう簡単にはいかないようです。民主党大会まで残り1ヵ月を切っています。
 トランプが大統領になればウクライナ支援は打ち切られロシアが勝利するでしょう。北朝鮮と再び交渉し、日本や韓国、それにNATO諸国には防衛負担増を言い出します。「アメリカファースト」は他国にとっては不利益が増えることを意味しています。アメリカ国民でもないのにトランプを支持する意味がありません。強いて言えば日本の株価もアメリカにつられて上がるかも知れませんが、それで儲かるのは大企業と富裕層だけです。今もその傾向はありますが、来年からはもっと世の中の分断が進むのでしょう。そんな世の中をどう生きていくのか、自分にできることを考えなくてはならない時代です。
 
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