大相撲秋場所で関脇大の里が千秋楽を待たずに優勝を決め、入門からわずか9場所で場所後の大関昇進を決定的なものにしました。すでに昨日大関琴桜を破って直近3場所で33勝の目安をクリアしていて、さらに今日大関豊昇龍に勝っての二度目の優勝決定。文句なしの大関昇進となりました。まだ大銀杏が結えない大の里は史上初の「ちょんまげ大関」になると予想されていて、これもスピード出世ならではのエピソードになりそうです。
一人横綱の照ノ富士はもう32歳で怪我による休場が多く、いつ引退してもおかしくない状況だけに、次の横綱が喉から手が出るほど欲しい相撲協会としては、大の里に大きな期待していることは明らかです。今場所関脇に陥落した貴景勝が28歳の若さで引退をしただけに、26歳の琴桜、25歳の豊昇龍の両大関よりさらにフレッシュな24歳の大の里に一番の期待が集まるのは当然ですし、ここまで大の里もその期待に応える活躍を見せ続けてきました。怪我さえなければ大の里は2場所で大関を通過して横綱昇進の可能性も十分にあります。
照ノ富士も出れば優勝するくらい強いですが、今後の番付の上位を形成するのは大の里、琴桜、豊昇龍、それに大関復帰を目指す28歳の関脇霧島の4人でしょう。そして彼らに続く期待の力士が大鵬の孫である24歳の王鵬と、21歳の熱海富士、今場所十両優勝した大の里と同い年の尊富士です。特に尊富士は初場所で新入幕優勝という大記録を作りながらも怪我で十両に陥落しているだけに、早く幕内に戻ってきてライバルを追いかけて欲しいです。
一時期は30代のベテラン力士が上位を独占していましたが、ようやく元気な20代力士が土俵の中心になってきました。故障を抱えている力士が頑張る姿ももちろん心を打たれるものがありますが、やはり元気いっぱいの若い力士が躍動する姿を見るのが一番明るい気持ちになります。来年はどんな番付になっているのか楽しみです。

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