世の中には音痴だと言う人や、運動音痴だという人がいます。ただほとんどの場合は訓練不足なだけで、きちんと正しいトレーニングすれば平均的なレベルまでは多くの人が到達できるものです。もちろんプロを目指すとなると持って生まれた才能や環境にも大きく影響されるので難しいでしょうが、カラオケやレクレーションのレベルなら努力でカバーできるのに、諦めている人が多いなと感じます。
なぜこんなことを言い出したかというと、僕も小学生の頃に音楽も運動も苦手だと思われていたからです。自分でその自覚がなかったのに、周りにそう思っていた人がいたのには実は驚いたのですが、小学生の頃の通知表を見ると音楽も体育も低学年の頃は3で、高学年になってようやく4で定着したくらいです。ただその原因は恐らく早生まれで発育が遅かったからだと思います。
小学校に入学した時には背の順は前から2番目でした。確か110センチくらいです。6年生でも138センチで、小柄な部類でした。6年生なら160センチくらいの子もそこそこいます。発育がこれだけ遅いと運動は特に不利でした。とは言え、6年生の時には市民水泳大会で優勝もしていますし、ソフトボールやサッカーの学校代表メンバーだったのですが、小さいというだけで、どうも勉強に比べると運動はそこまででもないと思われていたようです。
小柄でパワーがなかったので、その分、頭を使って理論的にスポーツをしていました。大人向けのスポーツの解説書を買って読んでいたのも6年生の頃です。サッカーの解説書は銅メダルをとった1968年メキシコ五輪の日本代表が最新理論のお手本だったのを覚えています。体が小さいことは物心ついた時からそうだったのでハンデとも思わずに、いかに体の大きい相手に向かうかを考えていました。
中学校の3年間で身長が24センチも伸びて高校入学時には170センチ近くになったので、体のハンデもほぼ解消されました。通知表も体育は中学高校とずっと5でした。ただ振り返ってみると、体が人並みになってからの方がスポーツに関しては努力と工夫を怠っていた気がします。50歳を超えて体力的に若い連中には勝てないとはっきり自覚してから、テニスの技術や戦略にこれまで以上に真剣に向き合うようになったのと通じるメンタリティがありそうです。

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