2000万円問題

 かつて「2000万円問題」と言えば、老後資金として公的年金だけでは足りないので2000万円を用意しなくてはならないということでしたが、いつの間にかその話は言われなくなりました。この物価高ではとても2000万円では済みそうにないからです。年金は物価上昇に追いつかないように設計されていますから、今後は3000万、4000万が必要になりそうな勢いです。
 で、代わっていま浮上している「2000万円問題」は、自民党が非公認にした裏金議員が代表を務める支部に2000万円を振り込んでいた件です。「しんぶん赤旗」のスクープで毎日新聞が裏取りもしました。世間が呆れ驚くのも無理はありません。裏金の問題で非公認にした候補者に裏からこっそり金を配るとは、いったい自民党はどこまで腐っているのかと思います。バレないと思ってやったのでしょうが、当然のようにバレてしまいました。あまりにも杜撰なやり方ですし、表で言ってることと裏でやっていることが違い過ぎて、自民党の発信する言葉全てが空虚です。
 たださえ苦戦が伝えられている今回の選挙なのに、これでますます自民党が議席を減らすことは確実です。当初はさすがに負けても自公で過半数獲得はいけると予想されていましたが、いよいよ自公でも過半数割れの危機になってきてしまいました。予想では立憲と国民が伸びそうだということですが、自公が過半数を割っても国民が閣外協力しそうなので、政権交代には至らないという予想のようです。
 ただ石破は自公で過半数割れなら辞任するしかないでしょう。さすがにその惨敗で責任を取らないわけにはいかないし、無理に居座っても党内からの「アンチ石破」の声が大き過ぎて何もできないだろうと思います。選挙が終わって辞めたら「1ヵ月天下」です。解散総選挙をしただけで何の政治的成果も残さずに辞任です。5回も総裁選に挑んでようやく手にした総理の座がこれほど虚しいものになるとは。総裁選の前後でこれだけ主張が180度変わってしまっては、どうしようもありません。自業自得です。
 高市早苗が石破の後継になることもなさそうです。選挙は終わってしまったのですから、今さら人気取りで高市を担ぐ必要はないですし、高市を支持している旧安倍派の議員は軒並み消えてしまっているはずです。石破がやった唯一の成果は「安倍派を潰した」ということになりそうです。それだけでも石破が総理総裁になった意味はあったのかも知れません。まだ投票日前なので、この通りの展開になるかどうかはわかりませんが、日本の政治は当面混乱しそうです。
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