お灸が効いていない

 報道によれば、自民党は裏金事件で離党勧告を受けて党を離れた世耕弘成前参院幹事長や、非公認で出馬し当選した西村康稔元経済産業相、萩生田光一元政調会長、平沢勝栄元復興相の4人に対し、自民党会派入りを打診しているとのこと。予想通りと言えば予想通りなのですが、それにしても選挙が終わったら即復帰させようと動くのは、さすがに早過ぎるのではないかと思います。今回の選挙でなぜ大敗を喫したのかを全く省みていないと思われます。得意の「みそぎは済んだ」論なのでしょうが、世の中が裏金に対して心底怒っていることを感じ取っていないのではないかとしか思えません。
 選挙が終わってしばらくは敗戦を反省する振りをして、ほとぼりが冷めた頃にひっそりと自民党に戻せば良いのに、こんなにまだホットな状態で戻せばさらに炎上するに決まっています。与党が過半数割れしている現状では、急いで戻さないと首班指名で石破茂の名前を書いてくれないかもと恐れているのだとしたらアホ過ぎます。いくら彼らでも野田佳彦とは書かないでしょうし、国民民主党が自民か立憲のどちらかに乗れば、4人くらい戻したところで関係ありません。玉木が言うように本当に決選投票でも玉木雄一郎の名前を書くのなら、どちらにしても石破は過半数取れなくても総理大臣当確です。
 自民党にとってもっと恐れるべきは、今回「お灸をすえる」ために自民党に票を投じなかった人たちが、裏金議員4人を復帰させることで「お灸が効いていない」と感じることです。だったらもはや単なるお灸ではなく、一度自民党は壊さなくてはダメだと思われたら、来年夏の参院選で今回以上の惨敗を喫する可能性も出てきてしまいます。石破首相が鈍感なのか、森山幹事長が国民を舐めているのかわかりませんが、あまりに勘が悪いことばかりしているので、このままでは本当に自民党が壊れそうです。それに乗じることができない野党も同じく勘が悪いですけど。
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