今月18日からスタートする『カムカムエヴリバディ』再放送の前にNHKが3日連続で特番を放送予定です。1日目は「0からわかる『カムカムエヴリバディ』」 で、これは見ていなかった人のための予告編ですから良いとして、2日目と3日目が「『カムカムエヴリバディ』あなたが選ぶ思い出のワンシーン(前・後編)」だと言うことで、これはちょっとファンとしては興味深いものがあります。
カムカムは100年間の物語で、しかもヒロインが3代にバトンタッチされていきます。登場人物も多く、それぞれに思い入れが深いので、「これ」と簡単に選ぶことができません。最初の安子(上白石萌音)編では、何と言っても最後の安子をるいが拒絶するシーンが衝撃的でした。全編で一番印象が強かったと言っても良いでしょう。しかし、あまりにも哀しいシーンなので、これを「思い出のワンシーン」と呼ぶのはためらってしまいます。そもそも安子編は次々と苦難が安子に襲い掛かる物語だったので、思い出すだけでも息苦しくなるところがあります。
それに比べてるい(深津絵里)編は音楽が中心の物語だっただけに明るいシーンも多く見ていても楽しかったです。印象深いのは大阪に出てきたるいのミュージカルシーン。ここから新しい物語が始まるという宣言のようなシーンでカラフルでダンサブルで明るくて、気持ちが晴れやかになりました。続くひなた(川栄李奈)編では、ひなたと別れて東京に帰る五十嵐(本郷奏多)に錠一郎(オダギリジョー)が自分の選んだ道ならそれがきっと日向の道になると語るシーンが良かったです。
終盤は伏線回収の物語に突入し、3世代が入り混じって登場しますが、やはりアニーこと安子(森山良子)とひなたの岡山市内の追いかけっこでしょうか。これ自体はツッコミどころ満載でしたが、ひなたがアニーを連れてるいが歌っている会場に戻ってきてからの感動のるいと安子の再会シーンがこの物語のハイライトでした。オダギリジョー、本郷奏多だけではなく、甲本雅裕や濱田岳、松村北斗、村上虹郎、世良公則、早乙女太一、市川実日子、松重豊、安達祐実など、良い脇役もたくさん登場したドラマだったので、思い出のシーンはたくさんありますが、改めて再放送を見て楽しみたいと思います。

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