松本人志が文春を名誉棄損で訴えていたのを取り下げました。どうやら裁判に勝てないと悟ったようです。これ以上傷を深くしないために取り下げたのですが、何とか和解のように世間に勘違いして欲しかったようです。実際にそう受け取るのは熱狂的なファンのみで、普通に読めば松本が事実を認め謝罪しているのですから負けを認めての撤退でしょう。文春が取り下げを受け入れたのは、これ以上裁判を継続して松本を追い込んでもビジネス的に旨味がないからでしょう。雑誌はもう売れたのですから、今後裁判にかける費用も手間も無駄です。
ただこのまま終結となってしまうと、取り残されるのは傷ついたままの被害に遭った女性たちです。十分な謝罪も補償もないまま今後生きていかなくてはなりません。性加害の被害者は表に立って訴訟を起こせば、セカンドレイプを覚悟しないとなりませんから、結局泣き寝入りになる可能性が高いです。今回松本が曲がりなりにですが謝罪したことで許せるのなら良いですが、あの文章はどう読んでも真摯に謝罪しているものではありません。裁判に勝てないから早く芸能界に復帰したいという自分勝手な思いが滲み出ています。
今後はテレビ局にどれだけきちんとした倫理観があるかです。ジャニーズの性加害に対しても商売優先の対応が目立ちましたが、あの時よりさらにいま世の中の目は性加害に厳しくなっています。安易に松本を復帰させればかなりの批判を浴びせられることでしょう。批判は局だけではなくスポンサー企業にも寄せられますから、倫理観よりもスポンサーの意向優先で判断がなされそうです。少なくとも見る人が自分で選べる配信とか舞台ならともかく、垂れ流しの地上波への復帰は難しいだろうと思いますが、横紙破りをして炎上する局が出てきそうな予感はします。

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