今日放送された「チコちゃんに叱られる!」で、「教室の窓が左側にあるのはなぜ?」というテーマがありました。そりゃあ右側にあったら手暗がりになるからだろうと思ったのですが、もっと深い理由でもあるのかと見ていたら、「日本人はみんな右利きだったから」が理由で、本当に手暗がりになるからというだけの話でした。そんなこと常識じゃないのかと思いましたが、若い世代にはそもそも「手暗がり」と言う言葉自体がすでに死語になっているのか、「そうだったんだ!」という感じで番組は進められて、逆にそこにこちらは「そうだったんだ」と思ってしまいました。
番組内では、明治時代以降、右利きに矯正されて全員右手で文字を書いていたことがまず「驚き」という話になっていて、確かに今では左利きのまま文字を書いたり箸を使ったりしても「躾がなってない」などと言う老人もいなくなりました。僕たちが若い頃にはまだまだそういうことをうるさく言う年配の人が多かった時代だったので、ここ30年くらいで利き手についての認識は大きく変わったのでしょう。それにこれだけ照明器具が発達した現代では手暗がりもピンとこないかも知れないし、もっと言えば手書きで文字を書く機会自体も少なくなったしで、手暗がりが死語になるのも仕方ないのかも知れません。
以前に見た音楽バラエティ番組でも松田聖子の「赤いスイートピー」の作曲者の呉田軽穂とは実はユーミンなんですよ、というのを「ほとんどの日本人が知らない事実」とか仰々しく発表していて、逆に腰を抜かしそうになりましたが、確かに若者に限れば「えー知らなかった」となるのかも。ただ中年以上ならかなりの割合で「知っている事実」だと思います。これも番組制作スタッフが若いから認知のズレがあったのかも知れませんが、出演者の多くは知っていて驚いた演技をしているんじゃないかと思って見ていました。この曲に関しては、「当時赤色のスイートピーはなかった」という雑学の方がまだ認知度は低いでしょう。それとて有名な話ですけど。テレビなんて今や年配層しか見ていないと言われる割には、スタッフの年配の人への理解が足りないなと思います。

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