巨人にライデルは必要か

 中日の絶対的守護神だったライデル・マルティネス。今季で中日との契約が切れて、残留交渉もままならず自由契約になりました。ライデルの意志とは関係なくキューバ政府が次の球団を選べるという話ですから、要は「カネ」の勝負になります。中日では当然マネーゲームには参加できないので、巨人やソフトバンクを中心に争奪戦が繰り広げられることは容易に予想できました。そして昨日の報道ではキューバ野球事情に詳しいアメリカの記者発信で巨人が有利ということも伝えられています。なんと2年で1600万ドル(24億円)とか。本当か?と疑うような金額です。
 巨人は阪神の大山獲得を目指しましたが失敗、ソフトバンクの甲斐も獲れず、菅野がメジャーに移籍すれば菅野の年俸も浮くということで、金が余っていると伝えられています。だからと言って、かつて4番バッターばかり集めたように、何でもかんでも欲しい欲しいと有名選手かき集めても必ずしも強くなるわけではないことは、自らの歴史が証明しています。なにより巨人には抑えのエースの大勢がいます。ライデルをもっとも必要としていないチームのひとつが巨人です。
 今季巨人はリーグ優勝しています。プレーオフでDeNAに敗れたものの、強引な補強をしなければならないほどチーム状態が悪いわけではありません。ピンポイントで補強をするなら、第一に菅野が抜けた後の先発投手、次に坂本が衰え岡本が抜けるかも知れないのですから主軸を打つ右打者、そして丸の後継となる左の強打者でしょう。1年12億を払うなら、他に獲るべき選手がいるのではないかと巨人ファンならずとも考えます。もちろんアンチ巨人で中日ファンの僕も考えます。
 何より大勢をどうするのか。先発に向かないからと原監督が抑えに回して大成功したのに、また先発に転向させるのでしょうか。一番現実的なのは8回を担うセットアッパーに起用することですが、大勢はそんな「降格人事」に納得するのでしょうか。ライデルを入団させたことで大勢のモチベーションが下がり、チーム内もぎくしゃくし、挙句にライデルが中日時代ほどは活躍できなかったらどうするのでしょう。その可能性は十分あり得ます。中日の投手は広いバンテリンドームにかなり助けられているし、巨人の投手はすぐにホームランになってしまう東京ドームに苦しんでいるのですから。そうなったら中日ファンは「ほら見たことか」笑うでしょうが、性格の良い僕は巨人のことをこんなに心配しています。ホントウにシンパイダナ。
 
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