大河ドラマ『べらぼう』初回

 今年の大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』が今日スタートしました。このタイトルに既視感があるなと思ったら2019年の大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』とそっくりです。しかも片や文化文政期、片や昭和と大河ドラマでは取り上げない時代で、どちらも主演に意外なキャスティング、エンタメがテーマで国家を動かす話ではありません。ここまでテイストが似ていると、史上最低視聴率を叩き出した『いだてん』を下回るのではないかと心配になります。
 初回は主人公の蔦屋重三郎の生い立ちと現状と今後を紹介する無難な内容なのですが、その割には吉原についてかなり深堀りしていくディープさと、遊女の全裸遺体が映し出されるというショッキングさで、いきなり一般の大河ファンを突き放しにいっていました。ますます心配になります。それに加えて綾瀬はるかがお稲荷さんの狐でナレーター、しかもスマホを駆使して吉原を紹介するという『どうする家康』の北大路家康よりも突飛な登場もありました。
 吉原の描写にも綾瀬はるかの登場にも既視感を覚えましたが、すぐに『仁-JIN-』かと思い出しました。脚本が同じ森下佳子です。彼女の安定感ある脚本は定評があるところですが、既視感があるほど似ているのはどうかと思います。『仁』で中谷美紀が花魁を演じましたが、今作では小芝風花が演じています。残念ながらまだ中谷の色気と風格には及びませんが、若いのでまた違った魅力があるとは思います。渡辺謙の田沼意次は、『西郷どん』の島津斉彬と全く同じ人でした。良いのか、それで。安田顕の平賀源内に今後は期待したいです。
 初回を見る限りではまだドラマの魅力が十分に発揮されているとは言い難い気がしましたが、もう少し我慢して見るつもりです。個人的には早く吉原編を終わってもらって、出版プロデューサーとして多くの文人や画家を売り出していくところを見たいと願っています。
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