社会人になったばかりの頃、飲み会に「女の子を手配しておいて」ということを言う先輩がいて驚きました。今から40年以上も前のことです。大学生の時にも女性と夜に飲食をすることはありましたが、ほとんどは仲の良い子たちと少人数で行くもので、もちろん「手配」していくわけではなく自然に集まるメンバーで行っていました。男同士で飲みに行く時に、そのグループと関係ない女性を「手配」するという発想がそもそも理解できませんでした。無関係の女性を巻き込んで何が楽しいのかと思っていました。
その後も、そういう飲み会に出くわすことがあり、徐々にわかったのは、女性を「手配」させる男性というのは、女性との付き合いが家族か水商売のホステスかのどちらかだけなんだということです。普通の女友達がいないのです。だから飲み会にホステス代わりに女性がいることを要求してきているんだと理解し、そしてそういう人間と飲みに行くのは避けることにしました。飲みに行っても不快な思いをするだけですから。
そして僕より年上の男性はそういう風に育った世代だから仕方ないと諦めてもいました。我々は「新人類」世代だと言われていたので、それに便乗して誘いを断りやすかったところもあります。ただ年上の人たちの考えが古いのは諦めていましたが、自分より年下なのにまるで団塊の世代かと思うような昭和な発想をする人もいて、それには呆れました。
松本人志は3歳年下、中居正広は12歳も下です。報道されている彼らの言動は、そういう一部の人たちに似ています。もちろん僕の一部の知人たちは性加害までしていたわけではないと思いますが、発想の根っこの部分が似ているのです。僕から見て女性観に限らず考え方が変わってきたなと思うのは今のアラフィフ世代からです。安易な世代論はしばしば間違いを起こします。個人によって考え方、感じ方は違います。ただ女性をモノのようにしか扱えない男の比率はグラデーションがかかりながらも若いほど下がっているのではないかと思いますし、そうあって欲しいと願っています。

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