フジテレビが今回の騒動のせいで、社員が一斉に労組に加入して約80人だった組合員が約500人にまで増えたとか。驚くのは80人しかいなかったということです。いまどき組合活動なんて流行らないよ、ということなんでしょうか。あまりにも給料が良くて待遇改善など要求しなくても良かったので、組合の必要性を感じていなかったのかも知れません。
僕の会社にも労働組合があります。入社した頃は組合活動がまだ盛んな時期で、新入社員はほぼ強制的に組合に加入させられました。僕はそれほど組合に興味があったわけではありませんが、仕事でチームを組んだ先輩たちに組合活動の主力メンバーが何人もいて、強引に赤旗を購読させられたりもしました。初めて読んだ赤旗は思っていたよりも普通の新聞で面白かったです。
若手の時期に1年間だけ執行委員も経験しましたが、自分の性には合わないと感じたので早々に辞めました。ただ組合自体は応援していましたし、ずっと脱退することなく組合費も払い続けていました。近頃は組織率の低下が顕著だという話も聞いていて、それはかなり残念だなと思っています。労働組合は先達が苦労して手に入れた労働者の権利のひとつです。せっかく得た権利を自ら放棄することは愚かだと思います。
フジテレビの今の社員たちも同じように感じていることでしょう。加入者が極端に少なかったのに、一気に増えることができたのも、長年細々とでも組合を維持し続けていた人たちがいたからこそです。どんなものでも一度失ってしまうと再び作り直すには途轍もないエネルギーが必要になります。僕のテニスサークルも過去に何回もやめようかと思うような時期がありましたが、そのたびに「やめたらもう二度と始められない」と思い直して続けてきました。そうしてついに今年で40年目突入です。組合とは何の関係もない蛇足ですが。

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