60代テニスのリアル

 40代の終わり頃に「テニスはもうこれ以上強くならないかな」と思っていましたが、49歳で山本麻友美プロと出会って教わるようになってからは技術と戦術がどんどん上達しました。恐らく50代の方が若さと体力だけでやっていた30代の頃よりもテニスが強くなったなと感じていました。たださすがに60歳を超えてからは身体の衰えを感じることが多く、逆に技術が向上する余地が少なくなり時間がかかるようになってきたので、50代に比べたら「強さ」ではもう勝負にならなくなってきました。
 ただ単純な強さ比較では負けるとしても、自分が想像していた60代に比べたら随分と元気にテニスができています。想像していた60代半ばは同世代と緩いボールを打ち合って、遠いボールは追いかけずに笑っているものでした。ところが現実には未だに30代の元コーチたちと打ち合っています。さすがに打ち勝つことは難しいですが、ダブルスですからポイントを取れるし、ペア次第では勝つこともできます。少なくとも一緒に楽しめているだけでも想定以上です。
 こういう時にゴルフのエージシュートのようなものがあるとテニスも年齢相応の目標が持てるのになと思います。エージシュートとは、ゴルフの1ラウンド(18ホール)で、自分の年齢と同じかそれ以下のスコアでホールアウトすることで、シニアの上級者ゴルファーはこれを目標に励んでいる人が多いです。テニスは対人競技だけにどうしても相手ありきになってしまいますから、あくまでも「相対的な強さ」でしか実力を測れません。年齢別の大会に出場してどこまで勝ち上がれるかが唯一のバロメーターかと思いますが、ベテラン大会に出るのはかなり大変で、時間もお金も体力も必要です。
 とは言え何でもかんでもハッキリさせれば良いというものでもないので、いつものメンバーとテニスを続けながら、「なんとなく」強くなったとか衰えたとか感じるくらいがちょうど良いところなのかも知れません。逃げ道なく60代のリアルを突きつけられるのもまた精神的にキツイですから。
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