錦織圭35歳

 いまテニスの男子ツアーは北米でのマスターズシーズンです。インディアンウェルズとマイアミの2大会はともに96ドローのビッグトーナメント。全豪オープンの後はしばらく調整期間が続いて、この2大会からまた本格的にツアーが再開するというイメージと言って良いでしょう。
 ただここにナンバー1のヤニック・シナーがいません。ドーピング問題で3ヵ月の出場停止処分になっています。ナンバー1がいないツアーを誰が引っ張るのかと言えば、やはりナンバー2のズべレフということになるのでしょうが、ズべレフは安定感はあるもののどうもパッとしません。ナンバー3のアルカラスはシナーとともに2強を形成していましたが、ジョコビッチに連敗するなど少し足踏み状態が続いている感じです。混戦というべきか、群雄割拠というべきか。若手中堅ベテランが入り乱れて鎬を削っていると言っても良いでしょう。
 そんな中に35歳の錦織圭が切り込んでいっています。世界ランキングを71位にまで戻してきた錦織は4年ぶりにインディアンウェルズに出場しました。1回戦は58位のハウメ・ムナル相手に、6-2、5-7、7-6の大接戦の末に勝利しました。相手はクレー巧者だけにハードが得意の錦織にとっては有利な相手でしたが、約3時間の熱戦になってしまい、次の試合への影響が心配されました。2回戦は世界19位のウゴ・アンベール。実力者相手に4-6、3-6で敗れてしまいました。ただ初戦の熱戦の影響はなかったようですし、随所に良いプレーもあったということで、決して希望が見えないわけではないと思います。
 とは言え35歳。トップ100にいる選手で35歳を超えているのはジョコビッチをはじめ数人に過ぎません。もともと小柄で体格的に見劣りする錦織が、パワーもスピードも10年前よりレベルが上がっているツアーの中で戦っていくのはかなり厳しいことは明らかです。正直、ファンとしてはここまでランキングを戻してきただけでも凄いと思いますし、後は大きな怪我をして引退とならないように、少しでも長くプレーを続けて欲しいと願うばかりです。
  
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