体の老化のサインはいくつもあると思いますが、僕が如実に感じているのが歩くのが遅くなったことです。若い頃はいつも人混みを縫うように追い越しながら歩いていました。グループで歩いていると、どんどん先に行ってしまうので、交差点で後続を待っていることもしばしばです。性格的に時間をかけないで効率よく物事を進めるのが好きなので、ちんたらと歩くのが嫌いということもあって、自分より早く歩く人はほとんどいませんでした。
ところが50代頃から若者に追い抜かれることが増えてきて、今では30代の女性にも抜かれます。辛うじて50代男性や40代女性よりは速いかなというくらいにまで遅くなりました。同年代には相変わらず滅多に負けませんが、家の近くにたくさんいる大学生たちにはどんどん追い抜かれるので、悔しくてついていこうとするのですが、100メートルくらいで諦めます。
これだけ歩くのが遅くなったのですから、当然走るのも遅くなっています。子どもの頃からリレーの選手でしたし、長距離走も陸上部を差し置いて学年トップで、学校代表で駅伝のアンカーを任された栄光の過去も、今では単なる年寄りの自慢話になってしまいました。テニスをしていても、昔なら簡単に追いついたボールに届かなくなったし、たまに頑張って拾うとペアの若い子たちに「スゴイですね!」とか誉められて、「いや、これくらいは昔なら」と言いかけて口を閉じるという体たらくです。
高校時代は50メートル走6秒台、1500メートル走は4分台だったのに、今はタイムを測るどころか、そもそもそんなに走ったら転んで怪我をしそうです。最近は全力で走るのは怪我の元と思って、セーブしながら走っています。全力疾走なんかしたら、いつ肉離れをしたりアキレス腱を切ったりするかわかったものではないですから。
ただ20代30代にはさすがにフィジカルでは勝てないことは承知していますが、50代以上が相手ならまだまだ勝負になるとは思っています。そのためにも、年を取ったからと言って鍛えることを諦めてはダメなので、大学生に抜かれても、引き離されないように速く歩いています。「変なジジイ」だと思われないように少し距離を置いてですが。

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