いとうまい子の発言がネットでニュースになっています。詳しくは検索をしてもらえれば出てきますので見てもらえれば良いですが、若い頃の「やらせ」や「性接待」についての苦い思い出や、現状のメディアにおける性加害が無くなることもないだろうということを、忖度なしでストレートに語っていて、こういう「中の人」のリアルな話を聞きたいんだよなぁと思いました。フジテレビの元アナウンサーが「性接待なんて見たことも聞いたこともない」などと言っても、全然信じられないですから。
いとうまい子がここまでズバズバと言えるのは、彼女が芸能人だけではなく研究者としての顔を持っているからです。45歳で早大に入学、49歳でロボット工学の研究者になり、51歳で抗老化学に進み、60歳で大学教授になりました。芸能人がキャリアの途中で大学に入る例は時々見かけますが、ここまできちんと研究を続けてきた人は滅多にいないでしょう。それでいてまだ芸能の道もやめていないのですから大したものです。
そんな二足の草鞋をしっかり履きこなしているからこそ、忖度なく今のテレビ局と芸能人の関係についてはっきりとした発言もできるのでしょう。もちろん、そうした立場だけではなく、本人がきちんと自分というものを持っていて、筋を通せる人間だからこそということもあると思います。言おうと思えば言える立場にあっても、周りを気にして言わない人はいくらでもいますから。
ちなみに僕が会社に入って新入社員時代に最初に仕事で関わった芸能人が彼女でした。当時は「伊藤麻衣子」として歌手デビューした直後。大ヒットしたドラマ『不良少女と呼ばれて』の撮影が始まっていた頃で、多忙を極めていた中で、ドラマ撮影後に神田のスタジオでスチール撮影をしました。別日には名古屋のスタジオでCM撮影もしましたが、その時に宿泊しているホテルまで迎えに行ってスタジオまで連れていくのが僕の役目でした。新人なので使い走りをさせられたのですが、一緒にタクシーに乗っている時にはドキドキしたのを覚えています。
その時に少しだけ話をしましたが、まだ彼女はハタチだったのに自分をしっかり持っていて話が明瞭だったのを覚えています。あの当時の彼女が「性接待」を請われても断ったという話は「さもありなん」という気がします。ただ彼女も今回話をしていますが、いくら心を強く持っても「悪ははびこる」ので全ての女性がそうすることができるとは限りません。そこをどうやって防いでいくかを真剣に対策を立てていくことが必要でしょう。彼女のような女性がもっと増えて発言してくれることを期待したいです。

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