サッカー日本代表に佐野海舟が選ばれた件で、ネットが荒れています。佐野は昨年7月14日に30代女性への不同意性交容疑で逮捕され、不起訴になりました。不起訴になった理由を検察は明らかにしていませんが、サッカー協会は、不起訴になったことと、佐野が反省をしているということを理由に代表への起用を認めたようです。まだ事件から1年も経っていないのに、この感覚のズレ方はちょっと信じられません。
そもそも不起訴になったからと言って無実だったわけではありません。本人も認めているように性加害はあったのです。実行犯ではないという擁護もあるようですが、男性3人で女性1人を取り囲んでおいて、見ていた「だけ」の人間は実行犯ではないから許されるというのは、現場を思い浮かべれば無理筋な擁護だと誰しも思うでしょう。殺人や強盗の現場の見張り役は犯人ではないと言っているのと同じです。
日本代表というのは、その名の通り日本という国の代表です。子どもたちと手を繋いで代表戦に入場するのです。民間のチームとは訳が違います。日本は性加害をしても代表に起用する国、それだけ性加害を軽く考えている国だと表明しているようなものです。森保監督は「ミスを犯した選手」と語りました。果たして「ミス」ですか?交通事故ならミスかも知れませんが、性加害は「うっかり」不注意で起こすものではありません。とてもミスとは呼べないと思います。性加害と言う犯罪を矮小化しています。ジャニー、松本、中居など芸能界では次々と性加害者が糾弾されているのに、スポーツ界は相変わらず昭和のままのようです。
それとXなどのネットでは大騒ぎになっているこの話題を、マスコミが全然取り上げていません。これもジャニーや松本、中居の時と同じです。もし代表戦のスポンサーが降りるなどの事態に発展したら、その時には遅ればせながら騒ぐのでしょうが、今はスポンサーの動向を見て動くのを控えているのだと思います。もし騒ぎがこれ以上広がらなかったら、知らん顔をしていつものように代表戦を感動的に報じるのでしょう。大事なコンテンツに傷をつけたくない、水を差したくない。よくわかります。だったら、そもそも佐野を代表に呼ばなければ良いだけだと思いますけどね。リスクマネジメントとしても間違っています。誰も森保を止められなかったのでしょうか。

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