橋下聖子がJOC会長に

 元五輪相の橋本聖子参院議員が日本オリンピック委員会(JOC)の新会長に選出されました。まさかの人事です。ちょっと信じられません。これだけ芸能界でコンプライアンス違反が問われているのに、スポーツ界は全然気にしていないのでしょう。そりゃあ集団レイプしたサッカー選手が日本代表になっても誰も批判しないわけです。
 橋本聖子がJOCの会長に相応しくない理由はいろいろあります。まず現役の参院議員です。元職ではありません。そして今回の参院選では改選される候補者です。これだけでも利益誘導の匂いがします。しかも自民党の裏金議員です。2000万円以上の巨額な裏金を作っておきながら会計責任者がとか言い逃れしている疑惑の渦中にある政治家のひとりです。2021年の東京五輪では五輪担当相を務めた後、大会組織委員会の会長にもなりました。まだあのオリンピックの混乱ぶりを忘れたわけではないでしょう。その責任を取るべき人物です。さらに付け加えれば過去に現役アスリートへのセクハラ事件も引き起こしています。どれかひとつを取っても、少なくとも組織のトップに立つべきではない人物だと思います。
 そもそもこれまでも橋本聖子自身が何か政治家として目立った業績をあげたという話を聞いたことがありません。冬と夏の両方のオリンピックに出たことがあるという「五輪の申し子」という選手時代の特異な経歴と名前を利用して便利使いされてきた人物に思えます。もちろん、JOCの会長もお飾りで名前が大事なんだという認識もあるかも知れませんが、その名前にいま傷がついているのに会長に選ぶという感覚の鈍さが、今の日本のスポーツ界の意識の低さに共通しています。
 少なくとももっとトップに相応しい有能で清廉な人物はスポーツ界にいくらでもいるでしょう。汚れていても権力に近いところにいる人物を担ぎ上げるというセンスのままでは、今後もオリンピックの誘致について国民の支持を得ることが難しくなるばかりだと思います。ただでさえ、もうやらなくても良いという声が多いのだから、どっちにしても難しいでしょうが。
   
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