僕がまだ20代前半だった頃、会社のテニスサークルには40代50代のオジサンたちがたくさんいました。当時はテニスブームで、オジサンたちも中年になってからテニスを始めた人がほとんどだったのですが、やはり学生時代からの経験者じゃない50代は体の使い方が下手なので、腰が痛い、膝が痛い、肘が痛いと言っている人たちが何人もいて、体中にサポーターをつけて頑張っていました。20代前半で痛いところなんて全然ない元気いっぱいの若者だった僕は、よくあんな状態になってまでテニスするなぁと、半分感心、半分哀れみの目で見ていました。
それから40年余り。あのオジサンたちよりも10歳くらい年上になっている僕は、毎回腰と肘にサポーターをつけて、腰が痛い、膝が痛い、アキレス腱が痛い、目が見えないと文句ばかり言いながらテニスをしています。きっと20代の自分が見たら「そんなに辛いならやめれば?」と遠慮のない言葉を投げかけそうです。実際、サークルの30代のメンバーから見たら、愚痴ばかりで面倒くさいジジイでしょう。我ながら情けない限りです。
とは言え、コートに立っていたいという気持ちはまだ衰えておらず、さすがに今さら大会に出ようとは思っていませんが、少しでもテニスが上達したいという意欲はあります。むしろ体が衰えている分を何とか技術でカバーしたいと考えているので、若い頃よりも上達への意欲は高いくらいです。体が痛いのも加齢による部分が大きいとは言え、フォームを改善することで少しでも合理的な体の使い方を身につけて故障を減らしたいと思っています。
それに何よりテニスをやめてしまったら、一気に体が衰えてしまうのが目に見えています。腰が痛くても、目がかすんでいても、若いメンバーに面倒がられても、コートに立ち続けるつもりです。それに今さら他のスポーツをやったら、それこそ全然使っていない筋肉を急に使って怪我しそうですし。

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