今日放送された「テレ東音楽祭2025~夏~」が面白かったです。オモシロが過ぎるのでオンタイムで最初から最後まで全部見てしまいました。夕方5時半から4時間半の長尺番組なのに、これだけしっかりとオンタイムでテレビを見たのは最近記憶にありません。とにかく緩くていい加減で突っ込みどころの多い番組で、それを存分に楽しんでしまったという感じです。
MCは例年のように国分太一のはずでしたが、不在となってしまったため田中瞳アナが進行を担当。スタジオゲストということでニューヨークが国分の代わりにMC的な立ち位置で急遽起用されたようですが、彼らは単なるガヤ要員で進行には全く役に立たないどころか、むしろ余計なガヤが多くて滑っている上に進行の邪魔をしていました。このあたりが千鳥やかまいたいちとは腕の差があるところですが、まあそれもテレ東らしいと言えばらしかったです。
今回見てみようと思ったのは「一発屋」(番組上は「ひと花咲かせた伝説のアーティスト」)特集があると知ったからですが、これが本当に雑な扱いで、生放送にまとめて呼んで、みんな立たせておいてメドレーで少しだけ歌わせるのです。いくらなんでもその場でサビだけとかワンコーラスだけの歌唱、紹介もテロップだけというのは扱いがひどすぎるでしょう。サスケとか花*花とかGAOとかD-51とか、良い曲だけにもう少しちゃんと聴かせてくれても良いのにと思いました。
同じスタジオ枠なのですが、少し優遇されていたのはクリスタルケイや矢井田瞳などで、扱いが1ランク上で歌唱の尺も長く現役感があるからかなと思わせました。謎の好待遇は藤岡藤巻で、芸能界を引退している大橋のぞみからの手紙付きで、大橋の当時の映像と組み合わせてのポニョの歌唱と手がこんでいました。このあたりの扱いの差はアーティストの力なのか事務所の力なのか、一体なんなんだろうなどと考えながら見ていました。
ASKAの娘の宮崎薫が出てきてASKAの楽曲を歌いましたが、なぜこんな無名のアーティストがちゃんと尺をとって歌っているのかというと、番組の終盤でASKAが大御所然として登場してきたからのようで、あからさまなバーターでした。しかもチャゲのいないASKA単独なのに「はじまりはいつも雨」ではなく「YAH YAH YAH」を歌われてもなぁと困惑するばかりです。全然声が出ていないし。こんなもの当時の映像で十分です。
AKB48が珍しく出ているなと思ったら「フライングゲット」をなんとSKE卒業生の石田安奈センターでパフォーマンスするという、現役にとっては屈辱的な扱いを受けていました。石田は現役当時は特に目立ったメンバーでもなかったのに、単に年上の実業家と結婚して「セレブ」として活動しているというだけです。それがグループの代表曲をこんな形でパフォーマンスするというのは冒涜といっても良いでしょう。よくまあ運営もこれでOKしたものです。乃木坂46がちゃんと新曲を披露しているのに比べて扱いの差が激しすぎました。
さて、今回のテレ東音楽祭で一番の見どころは三木道山が「縦軸」だったことです。なんと「Lifetime Respect」を番組開始から終了までの間に100回歌うという意味不明の企画でした。スタジオに呼んだ一般人100人それぞれに合わせて三木が100回歌うのですが、中継をちゃんとしたのはもちろん最初の一人だけで、あとはずっと別スタジオで勝手に進んでいっていて、時々カメラがそちらに切り替わると、三木がマッサージを受けていたりするわけです。途中でCANDY TUNEが「倍倍FIGHT!」を歌いながら三木に絡みにいき、三木が真ん中でただ立ちすくむというシュールなパフォーマンスがあったりして、つくづく何を意図してやっているのか不明でした。
出演者を見ても若い視聴者に向いているようにはとても思えなかったので、中年以上がターゲットなのかなと思いながら、それにしても何か変だなというところが面白かった特異な音楽特番でした。さすがテレ東です。

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