JX通信社代表取締役の米重克洋氏がBS-TBS「報道1930」で参政党の勢いは「反石破、親安倍、反民主」の受け皿になるのが参政党しかないからだと解説をしました。僕はどちらかと言えば「親石破、反安倍、親民主」なので、全く真逆ですから、そもそもこういう人たちの思考があまり理解ができないのですが、それにしても選択肢が参政党しかないということが驚きです。なぜ維新や保守党ではなく参政党になるのか。少なくとも維新や保守党の方が参政党よりは言ってることはまともです。目立てばいいとばかりに出鱈目ばかり言ってる参政党よりは選択肢として良いと思うのですが。
それにしても「親安倍」なんて、そんなにたくさんいるのでしょうか?国会であれだけ嘘をつきまくった安倍は信用できないし、安倍が繰り返していた「悪夢の民主党政権」についても、日本が落ち込んだ直近30年の中でたった3年間の民主党政権よりも、その前後のはるかに長かった安倍政権の方が、どう考えても日本の低迷の主要因だと思うのですが、いつまでも「親安倍」「反民主」の洗脳というか、呪いが解けないのも不思議です。
そもそも日本の平均給与が上がったのは民主党政権下のことで、給与が一気に下がったのが安倍政権下でした。安倍政権は勤労者を派遣社員にすることで平均給与を大幅に下げて、その代わりに株価を上げました。企業は儲けた金を人件費に回さずに内部留保と株主還元に回したのです。株価が上がったことで、かつての「一億総中流」だった日本が、株を持つ富裕層と持たない貧困層に分断されてしまったのに、その貧困層がなぜか「親安倍」なのですから、大企業と富裕層にとってこれほど美味しい話はありません。
本来なら貧困層こそ自分たちを貧しくした「反安倍」になるはずですが、景気が良くなったとか失業率が下がったとか言って安倍政権を支持していました。企業が儲かれば一見景気は良くなったように感じるでしょうし、安い給料で働く若者が増えれば失業率は下がるでしょう。単に若年労働者の多くが正社員ではなく派遣社員になったからで、自分たちを安売りしていただけなのに。もちろんここで反論があることもわかります。そうしなければグローバル化が進む世界経済の中で日本企業が生き残れなかったとか何とか。そう、グローバル化を進めたのも安倍政権なのに、なぜ反グローバル化を声高に言う参政党支持になるのかが理解できません。
つまり今回参政党に騙されているとか言われていますが、そもそも安倍政権に騙されていたのです。それに気づいていないから、安倍政権時代の政策を修正しようとしている石破政権を批判して「反石破」になり、未だに「親安倍」として、安倍に近い言うことがだけ派手で嘘つきな参政党に共感するのではないかと思います。いや、もしかしたらそれも考えすぎで、単に嘘でもいいから、騙されてもいいから、「悪いのは外国人、女性、高齢者、障碍者、LGBTQ」という、自分たちにとって気持ちの良い「作り話」を聞いていたいだけなのかも知れませんけど。

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