セ・リーグもDH制導入へ

 先日高校野球が来春からのDH制導入を決めたことから、セ・リーグも早く導入しろと書いた途端に、2027年から導入することが発表されました。恐らく検討を重ねて導入が決まってはいたのでしょうが、高校野球が導入を発表したことで、後追い批判をかわすために発表を前倒したのでしょう。1975年に導入したパ・リーグに遅れること何と50年以上です。半世紀も別のルールでやっていたこと自体に驚きます。
 今さらここまで大きく遅れたことをどうこう言っても仕方ありませんが、セとパの野球に大きな差が生じたことは間違いありません。もちろんパ・リーグの方が「大きな」野球を50年続けてきたので、メジャーでも通用する選手がたくさん生まれました。野茂、イチロー、ダルビッシュ、松坂、田中将、大谷など日本人メジャーリーガーの代表的な選手は大半がパ・リーグ出身です。セ・リーグ育ちで大活躍したのは松井秀、上原、黒田くらいでしょう。
 DH制を導入することで、投手のレベルアップと怪我の防止、強打者の育成などが期待されます。これでセとパの実力不均衡も徐々に解消されていくことでしょう。セ・リーグが半世紀遅れの野球を延々と続けてきましたが、ようやく世界基準の野球をやることになるわけです。どうせなら来年からやれば良いのに、なぜ2027年からなのかは理解できませんが。
 セ・リーグの各球団は誰をDHにするのか検討中でしょう。打力があるけれども守備が心配、走れない、故障を抱えているような選手が多く起用されるのでしょうが、同じポジションで被っている似た力量の選手を両方起用できるし、若手のパワーヒッターにチャンスを与えたりすることもできるようになります。代打は経験の浅い若手には荷が重いですが、4打席あれば打てるかも知れません。中日なら石川昂、鵜飼、ブライト健太といった期待にまだ応えきれていないパワーのある若手選手はチャンスでしょう。特に石川は守備がイマイチなだけにDHに活路を見出せる可能性があります。
 かつての人気漫画「あぶさん」でも主人公は代打専門からDHになって大活躍しました。大谷もDHがあるからこそ、投手ができない時でも試合に出続けることができています。セ・リーグでどんな選手が活躍するようになるか楽しみです。
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