OBとして呼ばれるライン

 巨人は今日の阪神戦を「長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合」として開催しました。セレモニアルピッチ(始球式)は松井秀喜が投手、阿部慎之助が捕手、高橋由伸が審判、そして右打席に原辰徳、左打席に王貞治が立つという松井以外は監督経験者揃い踏みの豪華メンバーで行われました。普通なら「あー、レジェンドばかりで豪華だな」と思うところですが、僕はつい「堀内は?」と思ってしまいました。存命の巨人監督経験者で堀内恒夫だけが除け者にされているのは監督時代の成績が悪かったからかなとか、人望がないからかなとか、理由を考えてしまいました。
 ただこの試合では始球式の前にもセレモニーが行われていて、OB会長の中畑清が記念ロゴ入り仕様の三塁ベースを設置。堀内が同じく記念ロゴ入りのボールをマウンドに置くという役割もあったそうで、堀内の面子も辛うじて保たれたようです。さらに最後にOB、選手、首脳陣、球団職員ら225人が背番号3のユニフォームを着て「3」の人文字を作っていたので、そこそこの実績のある選手は呼ばれたのでしょう。背番号3のユニフォームを着てセレモニーに参加できたら、長嶋に憧れた野球少年は誰しも嬉しかっただろうと思います。
 しかしここでまた僕はふと思いました。「一茂は?」。次女の長嶋三奈は始球式の時の記念写真にもレジェンドと並んで写真に収まっていますが、長男の一茂はそこにいませんでした。彼は長男であるとともに著名なタレントであり、何よりれっきとした巨人OBです。本来なら三奈ではなく一茂こそがそこに立つべきだと思いますが、喪主も三奈でしたし、家族の中でいろいろあったということですから、声はかかっていたけれども断ったのかも知れません。それはそれで寂しいし残念です。
 225人には現役選手やコーチ、職員も含まれているので、OBは100人前後でしょうか。巨人OBはたくさんいますから、そこに呼ばれたのは誰で、呼ばれなかったのは誰なのか、どうやって線引きをしたのかも気になります。その中には呼ばれたけれども参加しなかった人もいるでしょうし、全く声がかからなかった人もいるでしょう。篠塚や上原、大久保あたりはいたことが報道されています。大久保が呼ばれるくらいですから、生え抜きばかりではなく、それなりに実績のある選手は外様でも声がかかっているはずですが、張本、落合、清原、工藤、小笠原など名球会レベルの外様大物OBはどうしたのか、225人のリストが気になるところです。
 AKB48の20周年記念公演に呼ばれるOGと同じで、何としても来てほしいレジェンドと、人数合わせでギリギリ当落線上のそこそこの人、そして最初から声がかからない人がいるのは仕方ないことですが、やはり当人の気持ちを考えると切ないものがあります。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次