そんなに単純な話ではないはず

 世の中はすっかり変わってしまいました。高市総理を少しでも批判するとネットで総攻撃を食らうそうです。安倍総理時代だってそんな極端なことはありませんでした。ちゃんと賛否両論あって、それが普通の民主主義国家というものです。あれだけ批判されていたことで、逆説的に安倍政権時代はまだ日本はまともだったんだと思います。今や高市批判をすると「黙れ」と言わんばかりの誹謗中傷が殺到するというのは、まるで言論の自由を封殺しようとする全体主義国家と同じです。正しい民主主義国家では権力者は常に監視されチェックされ批判されるものです。国会の高市総理の所信表明演説の野次を問題視している高市信者もいますが、石破総理の時の方が野次は酷かったですし、民主党政権時代の野党・自民党の野次の酷さはそれこそ最悪のレベルでしたが、だからと言ってネットで批判されたりはしていませんでしたし、民主党もそれを特に問題にしていませんでした。国会というのは野次も含めて議論なのですから。そういう意味では自党の議員の野次を注意をしている野田佳彦は大馬鹿だと思います。

 高市を右翼だと言っただけで批判されているコメンテーターの玉川徹ですが、彼は炎上商法のコメンテーターなのでそれも狙い通りなのでしょう。ただ海外メディアは高市を「極右」と紹介しているように、彼女が右翼でなければ誰が右翼なんだと思います。右翼も左翼も悪口ではありません。中道もリベラルも含めて、それらは思想的な立場を表しているだけなのに、まるでどちらも悪口のように捉えられていることがおかしな話なのです。ましてどう見ても右翼の石破をリベラルだとか、天皇家を左翼だとか言ってる、もはや言葉の定義を知らないとしか思えないネットの発言まで散見されますが、天皇家が本当に左翼ならさっさと天皇自ら天皇を降りて天皇制を廃止すべきでしょう。

 藤田ニコルの「高市の話はわかりやすかった、石破の話は何言っているのかわからなかった」と言う発言は、まさに今の時代が「反知性主義」に染まってしまった証拠です。総理大臣の話がわからなかったら、自分がまだそのレベルに達していないから理解できるようにもっと勉強しようと思った方が良いです。政治の話がそんなに単純でも簡単でもないことはちょっと考えれば想像がつくだろうと思います。もし中学生がすぐに理解できるほど政治の話がわかりやすかったら、むしろ本当にそんな簡単な話なのだろうかと疑うべきです。トランプを支持しているアメリカの岩盤支持層も簡単でわかりやすく単純化して喋るトランプが大好きなのですが、彼らはトランプが関税を引き上げれば自分たちの生活が苦しくなることすら理解しているとは思えません。

 前にも書きましたが、高市の経済政策はアベノミクスを引き継ぐというのですから、富裕層や大企業にはメリットが大きいですが、貧しい人たちには恩恵は少なく、むしろ円安で物価高になり、軍事費の増強も合わさってさらに税金や社会保険料も増えて生活が苦しくなる可能性の方が高いです。少数の勝ち組と大多数の負け組への二極化が進みます。今の日本経済の低迷と庶民の生活苦を招いたのがアベノミクスなのに、その失敗した政策をまたやると言うのですから、高市が批判されているのは何でもかんでも反対の人たちがいて批判しているわけではなく、その政策の危うさを心配されているからです。もちろん立場によって賛否は変わってきます。投資家目線で見れば高市は「買い」です。ただ投資家目線は基本的に労働者ではなく資本家の目線ですから、多くの人にとっては高市はむしろ「売り」になるはずです。これも「何言ってるかわからない」ならちょっと勉強した方が良いだろうと思います。そんなに難しい話ではありませんし、これだってかなり話を単純化しているのですから、騙されているのかも知れませんし。なにせ話を簡単にするのは詐欺師の手口ですから。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次