今年の「新語・流行語大賞」の大賞がまさかの「働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相」と発表されて多くの呆れた声が上がっています。代表がカズレーザーの「本当にみんなが使った流行語じゃなきゃダメなんじゃないですか?」という意見で、誰も使っていないし、むしろ「働き方改革」を日本社会全体で推進している中で逆行すると物議を醸した発言なのに、それを敢えて大賞に選ぶというのは、もはやこの賞はジャーナリズムであることを捨てて、政権のヨイショをすると宣言したようなものです。ある種の敗北宣言だとも言えます。
これまでどちらかと言うと、権力に対して距離を取り批判的であったのに、急に政権に忖度を始めたのはやはり保険会社にスポンサーが変わったからだろうとしか思えません。審査員は昨年までと大きく変わったというわけではないので、やくみつるを始め審査員たちは賞に箔をつけるための「お飾り」だったことも判明しました。もしこれまで自分たちの意見できちんと審査していたのなら、今年は審査員を辞退してしかるべき結果だろうと思います。やくみつるに対してもかなりガッカリしています。
高市は授賞式にわざわざ出席までしています。ということは当然事前に官邸との調整が済んでいたということですから、「出来レース」である可能性すらあります。最初から高市をここに登場させるためにノミネートされていたなら、政権批判のようなワードが全然入っていなかったのも納得です。長年にわたりいろいろ文句を言いながらも楽しませてもらった流行語大賞ですが、それも今となっては虚しいです。来年以降も政権ヨイショ大賞のままなら、もはやニュースバリューはないと断言して良いでしょう。
