ソルフェージュ

 ソルフェージュを知っている人は、音楽の専門教育を受けたか、もしくは音楽の演奏にそれなりに興味がある人でしょう。義務教育の音楽の授業レベルではやらないと思います。ちなみにスィーツの名前ではありません。ソルフェージュとは何かを詳しく知りたい方はちょっと検索してもらえれば良いですが、要は楽譜を読むための基礎訓練です。新曲視唱(楽譜を見て歌う)、聴音(音を聴き取る)、リズム打ち、楽典(音楽理論)などを指します。僕はサックスを習い始めて16年、ピアノは14年になりますが、これまでソルフェージュの訓練はしていません。大人の趣味の音楽教室でソルフェージュをやることは少ないでしょう。知っている好きな曲を楽しんで演奏するだけなら、そこまでの訓練は必要ないというか、やらなくても何とかなるからです。

 ところがここ1年以上、サックスでずっとアドリブの練習をしていると、どうしても出したい音が何かがわからないとうまくできないことが多々あります。アドリブというのは即興で思い浮かんだフレーズを演奏することですから、まずフレーズが思い浮かぶことと、それを楽器ですぐに演奏できることの両方が必要です。僕の場合はフレーズは何となく思い浮かぶのですが、その通りに演奏する技術がありません。これがボーカルならある程度何とかなります。思い浮かんだフレーズを歌うのですから、少なくとも楽器を演奏するよりは工程がひとつ少なくなりますが、サックスでは適当に感覚で吹いても、頭で思っているのと違う音が出ていることが多々あります。

 サックスの先生とその話をしたら「ソルフェージュをやった方がいいかも」という話になりました。そりゃやらないよりやった方が良いに決まっているのはわかっていますが、もうすぐ前期高齢者の仲間入りをする年齢から始めて、いつになったらできるようになるのか、自信が無いどころか、むしろできない自信しかありません。70歳までにある程度はカタチになるくらいまでできるようになっていたら上出来で、それどころか先に寿命が尽きてしまうのではないかという気さえしています。

 とは言え、ソルフェージュをやればサックスだけではなくピアノもボーカルも間違いなく実力アップに役立つとは思います。僕の場合は楽譜の理解はそれなりにできているのですが、音感とリズム感に難があるので楽譜を見てもすぐに再現できません。自分の思い浮かんだフレーズを採譜するのにも苦労しています。これまでは良く知っている曲を演奏するだけだったので、音階さえ覚えてしまえば特に苦労はなかったのですが、こんなことになるんだったらもっと早い段階でソルフェージュをやっておけば良かったと今さらながら後悔しています。と言うか、そんなことを思うほど長くレッスンを続けるとは思っていなかったです。

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