選挙で冬季五輪中継中止か

 今回の高市政権の「自己都合解散」による突然の総選挙で、いろいろな人が大きな影響と言うか迷惑を被っています。一番直接的には1年3ヵ月でクビになった国会議員とその周囲ですが、当事者でもないのに大きな迷惑をかけられているのは選挙を運営する自治体職員です。たださえ忙しい年度末にいきなり予告もなしに短期間で選挙というのは無茶だということを自治体の首長たちがこぞって訴えています。きっと多くの地方公務員が自民党に腹を立てて野党に投票することでしょう。

 大学入試真っ盛りの受験生とその周囲の人も勘弁してくれと思っているでしょう。イベント関係者も多大な迷惑を受けています。会場として押さえているはずの場所が投票所になるために急遽中止になったイベントがあるそうです。マラソンや駅伝大会、Bリーグの試合が中止になったと報じられています。恐らく伝えられていない音楽や演劇などのイベントも影響を受けていることでしょう。その損失を政府が補填してくれるわけもありませんし、経済的な問題だけではなく、そのイベントのために準備してきたり楽しみにしてきた人たちの思いや努力まで踏みにじってしまったわけです。きっとそういう人たちも自民党に投票したくないことでしょう。

 テレビ関係者はミラノコルティナ冬季五輪の中継ができなくなります。投開票日の2月8日は冬季五輪真っ最中です。さすがにテレビ局も五輪中継より選挙速報を優先するでしょう。中継する予定だったテレビ局も、せっかくの晴れ姿を放送してもらえない選手もその家族も辛いです。もちろん競技を楽しみにしているスポーツファンもです。自民党は何をやってくれるんだと腹立たしいはずです。

 普通はこういう事態が起きないように周到に日程を検討します。そのために事前に根回しもします。社会人として当然のマナーです。相談も根回しにもなしに勝手に決めて強行してしまう高市は社会人として完全に失格です。しかもそれでもこの解散総選挙が、国民のためにどうしてもやらなければならないものなら我慢もできます。僕はスポーツや音楽、芸能などカルチャーより政治を上に置く考え方は決して好きではありませんが、それもよんどころない事情があれば許容します。でも今回は全く大義がない自己都合だけの身勝手で不要な選挙だけに納得いきません。会社ならこんな仕事ができない人間が「働いている」と自分で言い張っても、結果も出せない無能のくせにと一言で片づけますが、政治家ならそれは許されるのでしょうか。むしろ政治家こそ何より結果を出すことが最優先だと思いますけど。

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