バスケ男子代表のトム・ホーバスHCが退任という名の実質解任されました。すでに八村塁との確執が広く報じられていただけに既定の路線として受け止められている気がします。ホーバスは女子を銀メダルに導き、男子を率いることになりましたが、パリ五輪では出場まではたどり着いたものの本番では結果は残せず。この時点で恐らく退任の方向は決まったと思いますが、それにしては今回まで時間がかかりました。もっと早くに交代させるべきではなかったかと思います。無駄に時間を費やした感があります。
そもそも八村がいくらスーパースターだとは言え、ひとりの選手の公然とした協会および監督への批判が許されているどころか、むしろ協会が折れて謝罪していること自体が異例中の異例でした。他のプロスポーツでは恐らく考えられないでしょう。どんなスーパースターであっても厳重注意くらいは受けます。八村を罰することができないのは、それだけ協会が選手に対して弱腰というか、選手層が薄くスター選手も少ないので八村の機嫌を損ねたくないのでしょう。客を呼べるのが八村と河村くらいしかいないのが実情ですから。
ただそれだけ八村に気を遣っているのなら、八村が言う世界基準でチーム作りをできる後任監督をNBAから呼ばずに、琉球の監督である桶谷大がホーバスの後に就くというのがわかりません。しかも桶谷は琉球の監督も兼任で務めるということで、そんな片手間に代表監督をするということなら、とりあえず暫定なのかと思いきや、ロス五輪を目指す正式な体制だと協会は主張しています。訳がわかりません。
外国人監督では日本のバスケ事情や日本人選手のことを理解するのに時間がかかるから、Bリーグで実績を残した監督の方が相応しい、という協会の意見は八村も納得しないし、ファンも納得しないんではないでしょうか。むしろ日本に対して余計な予備知識を持たない外国人監督の方が先入観なしにチーム作りができて、全く新しい代表を作ってくれそうな期待が膨らみます。時間は少々かかっても、その方がより高いパフォーマンスが出せるなら時間をかけるべきでしょう。日本代表は世界の強豪国ではなくチャレンジャーなのですから、守りに入っても何も得られません。守りに入るならホーバスでも良いのではないかと思うくらいです。ホーバスを切って八村を守ったのに、その八村の意見は聞かないという意味不明の監督人事には、モヤモヤしたものしか残りません。
