アレルギーと向き合うこと

 今日のランチは昔からの仕事仲間とグルテンフリーの店に行ってきました。その人が小麦アレルギーだからですが、初めてグルテンフリーの店に行っていろいろと考えるところがありました。店自体は普通のちょっとお洒落な和食店という雰囲気で、ランチタイムの客は女性が大半でした。知らずに入っても何にも違和感はありません。グルテンフリーの店で出すトンカツはどんなものなのか興味があったので注文してみましたが、見た目も味も普通に美味しいトンカツで、これもまた違和感はありません。強いていえば衣が少しパリパリしている気はしましたが、知らずに食べていたら、そういう風に揚げる店なんだなと思うくらいです。

 この店のすごいところは、小麦だけではなく、大麦、ライ麦、オーツ麦も使用していないことです。より徹底したグルテンフリーを実践していることと、それでも決して「物足りない」と思われることがないように味にこだわっていることで、それはトンカツを食べて確かに素晴らしいと感じました。小麦に限りませんが、アレルギーがあると、アレルギーのない人と一緒に外食を楽しむことができなくなります。大人なら我慢できても、子どもにその我慢をさせるのは辛いですし、大人でも食事を皆で楽しむ喜びを奪われるのは人生にとって大きな損失です。きっと多くの人がその我慢を強いられているのだろうと思うと、こうした店があることはとても良いことですし、採算などを考えると難しいところもあるのでしょうが、もっと増えることを願わずにはいられません。

 この店に連れて行ってくれた友人は、10年くらい前に仕事で大量の小麦粉を浴びているうちに小麦アレルギーになったということでした。口に入れるよりも皮膚に小麦粉がつくことでアレルギーを発症する人が多いそうで、パン屋さんやケーキ屋さんで働いていて小麦アレルギーになる人も多いんだそうです。念願かなってパンを焼いたりケーキを作ったりしている人たちが、そのせいで仕事から離れなくてはならないというのも本当に辛いと思います。また小麦アレルギーから花粉症も発症したそうで、免疫機能が暴走し始めるとアレルギー源が増えていってしまうのでしょう。

 いま花粉症の季節で、僕の周りにも多くの花粉症の人がいます。屋外、しかも緑の多いところでプレーすることが多いテニス愛好家は、花粉症になると本当に辛そうなのですが、パン屋さんと一緒の原理で、より多くの花粉を浴びる環境にいるからリスクも高まるのでしょう。幸い未だに花粉症を発症していませんが、毎年春が近づくたびに「今年は大丈夫か」と心配しながらテニスをしています。アレルギーは全然他人事ではありません。

 

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