侍ジャパンの不安点

 WBC日本代表は3試合を戦って3連勝。1次ラウンドの1位通過をあっさり決めました。この結果は予想通りでしたが、内容については少々ヒヤヒヤするところがありました。初戦の台湾戦こそ完勝でしたが、韓国戦もオーストラリア戦も接戦になったのは、投手陣の中に不調な選手がいたからです。台湾戦では先発の菊池、2番手の伊藤と期待されていた投手2人が打たれましたし、オーストラリア戦では抑えの大勢が2本もホームランを打たれて1点差まで詰め寄られました。種市ら好投する投手もいますが、軸にと期待していた投手が打ち込まれているのは、今後メジャーリーガーを揃える強敵と当たる上でかなり投手起用に頭を悩ますことになりそうです。

 打線は大谷、鈴木、吉田の3人が絶好調で、ほぼこの3人で得点を重ねています。その間に挟まれて13打席ノーヒットの近藤が心配ですが、打撃技術が高い近藤だけに、いま不調でも前回大会の村上のように勝負どころの試合で打ってくれれば十分ですから、井端監督はここは我慢して調子が上がるのを待つつもりなのでしょうが、もう少し森下や周東を使っても良いかもと思います。さらに以前にも指摘した守備の不安定さも不安です。岡本よりは佐藤輝の方が守備には安定感があるし、セカンドも牧よりも牧原の方が安心です。比べてもそれほど打力が劣るというほどでもないので、不安定な投手陣を助けるためにももう少し守備力の高い選手を起用してみたらと思わないでもありません。

 一番の不安はベンチの采配です。ここまで選手の調子を見て起用しているというよりは、名前で起用しているのかなという気がしています。1次ラウンドはそれでも問題ないくらい日本の戦力が高いのであまり粗は目立ちませんでしたが、準々決勝以降はそうはいきません。カリスマ性のない井端だけに、あまり大胆な采配は振るいにくいのかも知れませんが、負けたら終わりのトーナメントでは無難なだけでは弱いです。中日ファンとしては井端の立場をついつい心配してしまいますが、どんな采配をしたところで負けたら叩かれるのは一緒ですから、思い切って自分の信じる選手を積極的に起用して欲しいと願っています。

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