年に何回かテニスの時にサーブの調子が良い日があります。理由はよくわかりません。いつもと同じようにやっているつもりなのに、サーブがどんどん入るし、打っていてもミスする気がしないのです。いわゆる「ゾーン」に入っているのかも知れません。今日テニスをしていたら、そういう日でした。今日は青天で風が強く、普通だったらサーブが打ちにくい日です。青空は遠近感が掴みにくいし、太陽が眩しいし、風でトスが乱れます。それなのに思い通りにサーブが入るというのは打っていても我ながら謎でした。
テニスが終わって車を運転しながら帰っている時に考えたのですが、今日最初にサーブを打つ時は、トスを少々ずらしても太陽が目に入る状態でした。その時に気をつけたのは、とにかくラケットにちゃんとボールを当てることだけでした。丁寧にトスを上げて、そこに向かって丁寧にラケットを振り出していく。そうすれば長年の感覚でちゃんとボールに当たりサーブが入ります。それを続けていたら、最初のゲームではファーストサーブが100%入りました。
その「丁寧」を意識した感覚が良かったのか、その後もサーブが大きく乱れることはありませんでした。欲張らずにボールをきちんと見て打つ、これだけでサーブの調子が上がるようです。サーブが乱調な人を見ていると、ラケットにボールが当たるまで見ていない人が多いです。トスを上げた時には見ていますが、ラケットを振り出すともう見ていません。サーブを入れる相手のコートを見ているようで、そうするとミスヒットが多くなります。僕自身も調子が悪い時にはそうなっていることがあります。入るかどうか心配だから入れるところばかり見ていて、ボールを最後まで見ていないのです。
サーブに限らずストロークでもボレーでも同じで、打ち込みたい相手コートを打つ前から見てしまっているので、ボールにラケットがちゃんと当たりません。フェデラーの写真を見ると、ヒットするまでずっと頭が残っていて打点を見ているのは有名ですが、あれを真似してやろうとしても、凡人はどうしても先に相手コートを見てしまうようです。サーブの調子が良い日はその「打点に頭を残す」感覚がある日なのかも知れません。次のテニスまでこの感覚が残ってくれていると良いのですが、凡人なので大抵どこかにいってしまうんですよね。
