WBC準々決勝で日本はベネズエラに5-8で敗戦。ベスト8で終わったのは過去最低の成績。前回大会覇者としては準決勝にも進めなかったのは残念な結果としか言いようがありません。敗戦の責任を負って井端監督は辞意を表明。もっとも井端はどういう成績であっても今大会限りで辞めると言っていましたから、これは想定内です。後任監督が難航するのは目に見えていますが、ロス五輪も近いことですし、早めに後任を決めないとならないでしょう。
今日の敗戦はベネズエラに力負けしたということに尽きます。アクーアJRに先制ホームランを打たれましたが、大谷がさすがの先頭打者ホームラン返しで同点。さらに1点リードされながらも、サトテルと森下の阪神コンビの長打で5-2と逆転。これで日本は逃げ切って勝てるだろうと多くのファンも思ったはずですが、そこから救援投手陣がベネズエラ打線につかまり、打たれまくっての敗戦でした。
直接的な敗因は失点を与え続けた投手陣にあります。誰一人として期待通りに抑えた投手がいなかったのですから、それでは勝てるはずもありません。野手では近藤を筆頭に不調の選手が何人もいましたが、それでも大谷が引っ張って不調の選手をカバーしながら点を取っています。それに対して投手陣は1次ラウンドから安定感を欠いていましたから、より強力なベネズエラ打線に打たれるのも当然です。投手陣全体の大会に入ってからの不調さと、そもそも救援投手が次々と離脱して出場できなかったことが痛手でした。格下相手なら何とかかわせても一流メジャーリーガーを揃えたベネズエラは誤魔化しきれなかったということです。やはり「第2先発」と言葉を変えたところでリリーフはリリーフですから、先発投手たちには難しかったようです。
井端の采配は懸念した通り「ビッグネーム頼り」の起用が目立ちました。短期決戦では過去の実績がどんなに素晴らしくても不調の選手は使わずに、好調の選手をどんどん出していくべきです。特にトーナメントとなったら調子が戻るのを待っている時間はありません。残念ながら井端だけの責任ではなく打撃コーチ、投手コーチにも見る目がなかったということでしょう。
とは言え、ベネズエラは強かったです。ベネズエラに限らずメジャーリーガーを多く揃えているドミニカを筆頭にカナダやメキシコ、イタリア、プエルトリコなど強豪揃いでしたから、日本も過去の栄光で格上ムーブをかませるほど差はなかったのかも知れないと思います。一発勝負を勝ち切るのは難しいです。
