横浜が下剋上日本一

 日本シリーズは大方の予想を裏切って横浜DeNAベイスターズがソフトバンクホークスを4勝2敗で破って日本一になりました。2連敗のあとの4連勝でしたが、試合を重ねるごとに強くなっていくDeNAにさしものソフトバンクも止めることができなかったという印象です。それほどDeNAは全ての選手が好調で乗っていました。MVPを獲得した桑原だけではなく、筒香もオースティンも戸柱も宮崎も牧も森も良かったですし、投手陣もソフトバンクに日本シリーズの連続イニング無得点記録を作らせるほど、先発もリリーフも好調でした。何より驚いたのは守備が上手くない牧が好プレーを連発していたことで、まるで広島の菊池が乗り移ったかのようでした。
 3位からの下剋上日本一は2010年ロッテ以来。勝率5割7厘、貯金2のチームが日本一になったのはもちろん最低成績の記録ですし、何より驚くのはリーグ優勝2回で日本一3回という唯一の珍記録。セ・リーグの優勝回数は巨人がダントツの39回、中日、広島、ヤクルトが2位タイの9回、阪神が6回、そしてDeNAの2回がポツンと離れて最下位です。ところが日本一3回は中日と阪神の2回を上回り、広島の3回と並んで3位タイなのです。日本シリーズに出場さえすれば勝つというのも、なかなかの勝負強さです。
 ちなみに今回は横浜DeNAベイスターズとして日本一でしたが、前回1998年は横浜ベイスターズ、その前の1960年は大洋ホエールズと全部名前が違います。これもまた珍記録でしょう。この先またどこかでチーム名を変えたら日本一になる機会が訪れるかも知れません。逆に変えない限りは日本一は遠いかもとも思います。そう言えば大洋ホエールズの前身のひとつである松竹ロビンス時代の1950年、初の2リーグ制の時にセ・リーグで優勝していますが、ただこの時は第1回の日本シリーズで毎日オリオンズに負けています。これはカウントしなくても良いということなんでしょうね。
 下剋上からの日本一に輝いたDeNAがこの勢いで来年はさらにリーグ優勝もできるくらい強くなるのか、それともこれまでのようにまた長い雌伏の期間に入るのか。多分また30年くらいはおとなしくなるのではないかと勝手に予想していますが、どうでしょうか。
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