イチローのスピーチ

 日本だけではなくアメリカでも野球殿堂入りしたイチロー。彼がクーパーズタウンでの殿堂表彰式典でした19分間のスピーチが話題を呼んでいます。英語原文の全文も記事で読むことができたので、改めてじっくりと読みましたが、イチローらしさ全開ながらも、アメリカに完全に適応している印象が強く、イチローが彼らしく生きられるのは日本よりもアメリカなんだろうなと感じました。
 そのスピーチの中で唯一日本語で喋ったのが「野茂さん、ありがとございました」でした。野茂が単身切りひらいた道があったからこそ、イチローが殿堂入りするほどの選手としてアメリカで成長し成功できたことに感謝しての言葉です。そしてイチローが日本人野手初のメジャーリーガーとして成功したからこそ、今の大谷があるわけですから、バトンが繋がれていくことの素晴らしさも強く感じます。
 イチローはスピーチの中で「夢」と「目標」の違いも明確に語っています。夢は叶わないこともあるが、目標はどう達成するかを考えれば実現する可能性のあるものだと。夢を抱くのは楽しいが、目標を達成するのは困難にぶつかることもあるとイチローは言います。これは若い選手や子どもたちに向かっての言葉だと思いますが、年齢を重ねていても、また大それたことではなく小さな目標であっても、何かを達成したいなら同じことだなと思います。
 イチローは天才バッターとして語られがちですが、彼の言葉を聴いていると、多くの困難に立ち向かい戦って克服してきた天才なんだろうと思います。信じられないほどの成功を収める人間は、ほぼそういう類の人間なんでしょう。みな才能と努力と運の掛け算で最大値を導き出した人たちです。そして才能と運は自分でコントロールできませんから、結局努力した先にしか成功はありません。しんどいですね。
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