来年4月から警察庁は自転車の交通違反に対して青切符を導入して反則金を取るとリリースを出しました。違反の内容は「携帯電話の使用」「逆走」「信号無視」「歩道走行」「並走」「2人乗り」など113項目にのぼるということです。反則金は3000円から12000円。自転車の危険な運転は散々見てきていますし、歩いていたり車を運転している時にヒヤリとしたことは数知れずなので、これまで以上に厳しく対応するという基本方針には賛成ですが、113項目もあるのはどうでしょうか。
と言うのも歩道走行とか並走とか日常茶飯事で行われていることをいちいち警察官が取り締まれるのかと考えると、とてもじゃないですが手が回らないでしょうし、たまたま見つかったら青切符を切られて反則金というのでは不公平の極みな上に、「運が悪かった」と思うだけで改善が見られるとは思えません。今度は見つからないように気をつけようと考えるだけです。自動車のスピード違反の取り締まりと大差ありません。
そもそも多くの自転車が歩道を走るのは、車道を走りたいけど怖くてとてもじゃないが走れないから仕方なく歩道を走っているのです。自転車だって車道の方が本来は走りやすいのに、左側に駐車車両は多いし、自転車専用レーンがあるところなどごくわずかです。事故に遭ったら間違いなく自転車側が大怪我もしくは命を失うことになるのに、6000円の反則金のためにそんな恐ろしい車道など走らないでしょう。歩道を走らせたくないなら、まず安心して走れる車道の環境整備が先のはずです。
自転車の危険走行を取り締まるなら、本当に危ないスマホを見ながらの運転とか、車道の逆走、信号無視などに的を絞ってやってほしいです。車道を逆走する自転車に出くわすと、本当に車を運転していて心臓に悪いです。そういう自分は最近自転車にほとんど乗らなくなってしまいました。交通量の多い街中では身の危険を感じることが多くて、リスクの大きさと利便性の釣り合いが取れていないと思うからです。10代の頃はあんなに楽しく自転車に乗りまくっていたのに、自転車を巡る環境が大きく変わってしまったなと痛感しています。

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