2025年も残すところ2ヵ月半。早いものだなと思っていて、ふと気づきました。今年は映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」公開40周年ではないかと。ネットで検索したらユニバーサルスタジオから40周年の記念グッズが出ていたり、コンバースがコラボレーションモデルを発売していたり、フリューくじになっていたり、とにかくいろいろなところで商魂たくましくコラボが行われているようです。ちょっとトートバッグは欲しいなと思いました。
映画の中ではマーティたちがタイムマシンで行く未来は2015年でもう10年前のこと。空飛ぶ車もホバーボードもありませんが、1985年に比べたらIT技術の進歩は著しく、映画の中より進んでいるテクノロジーも存在している未来になっていました。そこからさらに10年。生成AIが登場していて、今年は生成AI元年として飛躍的に一般に普及を始めています。そんな未来に生きている中で、BTTFを改めて見直すというのも楽しい時間です。
僕が一番好きな映画は年齢とともに変わりました。中学生の時は「燃えよドラゴン」でしたが、高校生になって「小さな恋のメロディ」にその座を奪われました。大学生の時に見た「炎のランナー」がさらにトップになりました。映画の内容が年齢とともに深化しているのは、ある意味正しく内面が成長している証拠でしょう。そして社会人になって3年目に登場したのが「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でした。ハタチを超えて生意気にちょっとアートっぽい映画が良いと思っていたのですが、エンターテインメントに徹したこの作品の面白さにびっくりし、さらに4年後に公開されたパート2、パート3で打ちのめされました。
社会人になって間もない時期で広告クリエイティブの世界で日夜「面白いこと」「新しいこと」「人の興味を惹くこと」を考えていた毎日だったので、この映画の面白さに正直叶わないなと感じました。いま思えばそもそも自分の矮小な仕事と比較して考えること自体がおこがましいのですが、20代半ばなんて生意気盛りでしたからまあそんな感想を抱いたわけです。で、繰り返しこのBTTF3部作を見ているうちにどんどんのめり込んで、単なるファンと化していました。
その後も素晴らしい映画はいくつも見ましたし、客観的に考えればBTTFよりも名作と呼ぶべき作品はいくつもあると思いますが、個人的に好きな映画トップは未だにBTTFです。好きな歌と同じで、やはり若い頃に触れたものを年を取ってから超えてくることは滅多にありません。恐らく生涯もう変わらないのではないかと思っています。ちなみに第2位は「ショーシャンクの空に」と「ニュー・シネマ・パラダイス」が約30年間にわたり未だに争っています。
