ウクライナのゼレンスキー大統領が、ロシアとの停戦に向けた米露高官による協議がウクライナの頭越しに行われたと不快感を示したそうです。そりゃそうです。一方の当事者を無視して勝手に停戦協議をするなんて腹立たしいに決まっています。しかし相手がトランプとプーチンでは文句を言ったところで聞く耳持たないだろうことも確実です。全てはトランプを勝たせたアメリカ国民のせいです。世界中がこうしてトランプに迷惑をかけられていることを、アメリカ人はどう思っているのでしょうか、って言っても、トランプ支持者は岩盤なので、トランプ同様に何とも思っていないんでしょう。
このウクライナの現状は明日の日本かも知れません。もしくは明日の韓国、台湾、フィリピンです。東アジアで中国と対峙しなければならない国々は、トランプの言動によって振り回されるだけではなく、いつ頭越しに中国と勝手な取引をされるかわかったものではありません。トランプは例え同盟国であってもアメリカ以外の国がどうなろうが知ったことではないと考えていますから、頼ったところで当てにはなりません。いつ頭越しに交渉されるかわからないのですから、日本もアメリカ依存一辺倒から脱却する外交を目指すべきだと思いますが、そう簡単にいかないだろうことも容易に想像がつきます。
頭越しに交渉されるのがイヤなのは、国家間だけではありません。個人の人間関係でも同じです。人と人との関係にはマナーとルールがあります。自分を飛ばして頭越しに話をされるのは本当に不快です。僕は公私関係なく、誰かに紹介された人と直接やり取りすることになっても、間に入ってくれた人をずっと尊重するようにしています。直接やり取りしても良いとお墨付きを貰っていても、なるべく情報は共有するようにします。そうしないと次がなくなってしまいますし、何よりせっかく好意で紹介してくれた人を不快にさせたくはありません。
でもそういう心の機微というものを全然理解できない人も中にはいるんですよね。「それの何が悪いのかわからない」と言われてしまうと、あーはいはい、と諦めるしかありません。20代までなら若いから仕方ないかと思いますが、30歳過ぎたらもう少し大人になろうねと心の中で思って見限るだけです。

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